世界一男性性が高い日本で、女性性が高いチームづくりを実践中
今回はリズムセンシングプロジェクトのチームについての記事になります。
昨年、チームを作って何度も話し合いを重ねているのですが、合宿を行ったあとから、チームとしてのリズムも出来てきてとても良い状態だと思っています。
チームメンバーは私を含め、全員が女性なのですが最近特に「女性だからする選択とか、アイデア」が生まれてきているような感覚があるのです。
私たちの住む日本は、「世界一男性性が高い国」でもあることをご存知でしょうか。
異文化を理解するためのフレームワークに「ホフステードの6次元モデル」というのがあります。国ごとにどう異なるかを6つの次元(切り口)に体系化しているものなのですが、その中でも注目すべきなのが男性性・女性性という切り口。(「競争原理の中で弱者への思いやりや生活の質を重視するか、業績、成功や地位を重視するか」という違いです。)
リンク先をクリックしていただけたら一目瞭然なのですが、日本はなんとぶっちぎりで男性性が高い国となっています。
男性性の特徴 (上記のページより引用)
☑︎ 業績主義社会が理想で「強い者」「秀でた者」が支持される
☑︎ 欠点の修正を求める社会
☑︎ 働くために生きる。仕事は人生にとって重要な要素
☑︎ 女の子は泣いてもいいが、男の子は泣いてはならない
☑︎ 女性の美の理想は、メディアや有名人に影響される
日本社会は「不寛容社会」と表現されることがあると思うのですが、これをずばり表している数値と言えそうです。
私たちのプロジェクトは、身体や心、ライフサイクルといったリズムをもっと大切にしたい。つまり私たちにはの気持ちの揺らぎや状況の変化があることを前提に、どんな社会でありたいかを対話していきたいと考えています。
そして、女性だけのチームで進めてみることでどんな進み方をするかを体感することも私がチームを作った時に感じてみたいことの1つだったのですが、最近それが徐々に出来つつあると感じています。
チームの中の何名かは過去に一緒に対話の合宿を主催したこともあるのですが、男性がいた時とは違う進み方をしているなぁと。
例えば…
☑︎ 「皆で」進めている感覚が、他のプロジェクトと比較して圧倒的に高いです。呼びかけ人の私がリードしているとか、やりたいことを手伝ってもらっているという感覚は薄く、あくまで呼びかけ人は呼び水でこのメンバーがやりたいことを生み出している感覚があります。
☑︎ 「一気に」よりも「徐々に」を選ぶ傾向にあります。合宿形式で対話することを目指しているのですが、「当日『はじめまして!』よりも徐々に知り合ってから当日を迎える方が良いよね」とか、「短いワークショップなどで実感をしてもらえる機会を増やした方がいいよね」とか「自分たちの専門用語は避けて、分かりやすく丁寧に伝えていこう」ということを大切にするところなどです。
☑︎ 自分の気持ちを大切にしつつ「社会のために」も同時に大切にしています。例えば、これをすることで誰かの仕事につなげよう!とか(つながってもいいのですが)誰かの利益よりも、「その先の社会」を見据えて、短期的な利益よりも、長期的に育んでいく視点が強いです。ちなみにこのnoteを書いていることもそうですが、なるべく進んでいくプロセスを開示するようにしたり、将来的には対話して生み出せたものはオープンリソースにする予定です。
☑︎ 経験の差はただの「違い」と感じて進んでいます。今回、方法としては対話をするという方法を選んでいますが、対話の主催(ホスト)経験には全員差があります。(私自身、経験が同じくらいの人で揃えるより、違う人がチームの方が良いと思っています)
対話の経験という視点に "限って" 言うと経験が少ない人に心苦しい想いをさせてしまっているかもしれないのですが、経験の差は決して上下ではないと思っていますし、違いがあるからこそ、様々な視点から人を誘うことができると考えています。私より経験豊富なメンバーもいますが、上から目線に接するなんてゼロですし、助け合って進んでいこうという雰囲気があります。
当たり前のことを書いているように感じるかもしれませんが、これらが体感的に女性性が高いチームかなという感覚を持っています。
このプロジェクトは私にとっても進めていく中で学び、見つけていくことが多いプロジェクトになると思いますが、引き続きチームで助け合って進めていこうと思います。
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