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きんぴらは、料理の名前だけじゃないらしい
先日投稿した、近頃マクロビの方が次々と教室に来られるという話だけど、面白い話も一緒に次々と出てくる。
その中で驚いたのが、きんぴら、という言葉が、料理名だけではなく、切り方として使われているということだった。
「これはきんぴらに切ったらいい?」と言われて、え?きんぴらは今日は作らないよ?と答えたら、「ああ、そうじゃなくて、こういう風にきったらいい?」と千切りにしてみせた。どうやら、きんぴら、ていう料理名も知られているけど、ポルトガルのマクロビの世界では、これは太めの千切りの呼び方でもあるらしい。これって他の国もそうなのかな?
本当にそういう呼び方になっていると確認したのは、先日健康系の雑誌に依頼されてレシピをちょっと書いた時に、他の料理人の人が書いたレシピに、
人参はきんぴらに切る、と材料のところに書かれていたから。なるほど、そんなに認知された切り方なんだ!
そういう感じで、日本人が日本で使っている単語がこちらでは違う意味になっている、という話はもしかしてもっと色々とあるのかもしれない。
そうそう、あと日本ではそんなに見ない三年番茶。これもこちらでは結構知られていて、10年くらい前に店をやっていた時に「三年番茶ある?」とお客さんに聞かれて、初めてその存在を知った。日本では番茶はよく売られているけど、三年番茶ってあんまり見なくないですか?こちらでは、オーガニックのスーパーなどでは必ず売ってる。
だから、マクロビの生徒さんにほうじ茶を最後にお出しすると、「あ、三年番茶ね!」と喜んでくれる。これはほうじ茶だよ、とは説明してるけど、実際ほうじ茶の方が香りが豊かなので、結局気に入ってくれる。
他の国でもそういう面白いエピソードってありますか?