マフラの陶芸作家、マルティンとカルミラの作品がついに届いた!
前回の続き。
マルティンたちに注文した器たちが出来上がるのにかかった期間は、約3ヶ月。それまでに、私はネットで欲しい形と似たものをリサーチしてイメージ写真を送ったり、サイズを絵に書いて送ったりして何回も彼らとやりとりをした。彼らの工房がすぐに行ける距離ではなかったので、しょっちゅう制作過程を見に行けなかったのは残念だけど、あちらからも時々途中の写真を送ってくれたりした。
そしてついに、食器がやって来る日が!わざわざ店まで、段ボールに入れて、新聞紙で丹念に包んで何箱も、マルティンたちによって運ばれてきた美しい器たち。
私がオーダーしていたよりも少し多めに、色合いも、少しずつ違ったものを持ってきてくれて、この中から気に入ったものを選んでくれたら良い、ということだった。
食事をする器以外には、湯呑みも頼んだ。そう、湯呑みもなかなか手に入らないアイテム。うちではChá Caméliaという、ポルトガル北部にあるオーガニックの日本茶を扱っている会社からお茶を仕入れていて、他のレストランがよくやっていたように急須で出して自分で入れてもらうスタイルではなく、こっちで量や時間をきっちり管理したお茶を出すので、たっぷりの量のを入れれる大きめの湯呑みが欲しかった。そんな要望を満たすデザインとサイズのものを注文した。 それがこちら!
結局選べるように、多めに持ってきてもらった作品たちは、どれも素敵で選ぶことができず、最初に予定していたよりもだいぶ多めに購入させてもらうことになった。
湯呑み以外は、漬け丼や海鮮丼などにメインに使う丼や、寿司の盛り合わせやデザートに使う長方形のもの、和物や出汁があるものを入れる深みのあるものなど。
嬉しかったのは、特に湯呑みは、多くのお客さんたちから、この湯呑みはどこで売っているのか?購入することはできるのか?とよく問い合わせをいただいたこと!だから、うちの店でも預かって販売したり、彼らの連絡先をお客さんに伝えて、工房に足を運んでもらったりできた。こうやって、少しずつ、自分達の大好きな人たちが繋がっていくのは本当に嬉しい。
その後も、器が足りなくなっては、彼らに注文して作ってもらうという、いい関係が築くことができ、私たちにとって、マルティンとカルミラはうちの食事を提供す大切な役割を果たしてくれた。
最近はどんな作品を作っているのか、久しぶりにまた連絡をしてみようかな。
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