子ども対応の知恵
これは、私が結婚後すぐくらいの時の話。
ダンナには姉がいて、姉にはお子さんが3人いた。
姉の家に、お子さんのうちの誰かが誕生日ということでお呼ばれされた。
(どの子の誕生日だったかは思い出せない。すみません)
ケーキを取りに行くことになり、お店が近くだったので徒歩で散歩がてら皆で取りに行った。
その頃の姉の子どもは、1番上のお姉ちゃんが小学校に上がったくらい、真ん中の長男くんは確か3歳くらいだったか。で、1番下の女の子はお兄ちゃんと一歳違い。
その真ん中のお兄ちゃんが、なかなかな子で、はっきり言うと暴れん坊ちゃん。
下の妹をよくいじめていたのを覚えている。
その日は、ケーキを受け取り、そのまま無事に持ち帰ればいいのだが、
「おれ、ケーキ持つ!」
(え?)
姉から受け取り、ブンブン振り回し始めた。
(え〜、マジ?めちゃくちゃじゃん…?)
困惑する私に、姉は耳打ちしてきた。
「あれは偽物。本当のはこっちよ。」
下の子を乗せるベビーカーの荷物入れのところに、本当のケーキは載せられていた。
姉のお家に無事に到着、ケーキももちろん無事。
お誕生日会は楽しく行われた。
ケーキもその役目を無事に果たした。
男の子は思いもよらない行動をとると、この時実感した。
また、同時にそんな暴れん坊の子どものあしらい方の勉強になった。