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初めて聞いたネイティヴの発音〜私の知らない北海道弁「まんずはー」
同じ北海道の人間でありながら、主人は私の使わない北海道弁をよく話す。
先日の早朝ウォーキングの時の
「(白鳥がこっちを見て)何だべ、と思ってこっちを見たんだべさ」
も、しかり。
私だったら、
「何だろう、と思ってこっちを見ていたんじゃない?」
と言うだろう。
私は自分自身、イントネーションこそ北海道訛りがあると思うが、北海道弁を使っているかといえば、自分ではそれほどでもないと思っている。
それは、小2〜高1までの8年間を仙台で暮らしていたことが大きいように思う。
仙台に住むことにより、北海道弁が一旦リセットされた、という感じだろうか。
その理由に、再び北海道に戻って来た時に「なんて北海道の人って訛っているの?」と思った記憶があったからだ。
最近、気になる主人の北海道弁は、「なんぼか」(標準語で『いくらか』の意味)。
ことあるごとに「なんぼか」「なんぼか」と言っている(笑)これも私が使わない方言のひとつだ。
そして、主人が話すレアな北海道弁に「まんずはー」(読み方は『まんずわー』ではなく文字通り『まんずはー』)というものがある。
これは、主人と結婚するまで一度も聞いたことがなかった方言だ。たまーに主人の口から発せられるのだが、一体なんのことだろう?とは思っていた。
「まんず」だけなら「まず」が訛ったものだろうと察するが、最後の「はー」って一体何?
そして昨日、主人の実家に行った時のこと。
なんとなんと、義母が「まんずはー」と言っていたのだ。結婚して30年経つが、これを聞いたのは初めて。
「これか!」
主人の「まんずはー」は、ここから来ていたのだ。
そこで主人に聞いてみた。
「ねぇ、『まんずはー』ってどんな意味なの?」と。
すると主人は、
「まずは、さぁ!って感じかな」と答えた。
なるほど。
「はー」は「さぁ!」ってことか。
やはり小さい時からその言葉を聞いて育てば、その言葉の意味やニュアンスを理解できるってことなのね。
英語を話す環境で育てば、英語が話せるようになるのと同じで。
主人の実家で初めて聞いたネイティヴの発音。
「さて、もう10時だ。ダラダラしていないで『まんずはー』掃除でもしようかな」
こんな使い方でいいのかな?(笑)