忘れ物をして忘れられた話
今日の主役たちを紹介しよう。
①水筒
②消毒スプレー
③靴べら
④巾着
彼らは今日、私の一日を彩るメンバーとなった。
まず、今日一日を振り返ってみよう。
***
①水筒
今日私は、午前中に美容室の予約を入れていた。
いつもお世話になっている美容室だ。
道路状況も悪く激混みだったため、予約時間ギリギリに美容室に到着!喉がカラカラになっていた私は、持参していた水筒を自分の席に置かせてもらった。
美容師さんの熟練の技により綺麗な髪に生まれ変わった私は、いつもながらご満悦。
会計を済ませ、美容室をあとにした。
時刻は正午。
AM5:00過ぎに起床した私は、すでにお腹がペコペコ。このあとは、バレエのレッスンが控えているため、近くのカフェで腹ごしらえすることにした。
なんとはなしに、バッグに手を突っ込み手触りだけでその中身を確認していた。
ん?
あれ、どうしちゃったかな。
あんなに大きいアレが、
ちっとも私の手に触れない。
今度はバッグの中身を目で確認してみた。
やっぱり、ない!
私はすぐさまスマホを手にし、その画面を見た。
あ〜💦
不在着信1件とメッセージの通知が表示されている。
「お水をサロンにお忘れです」
美容師さんからの連絡だった。
あぁぁぁ、、、またやってしまった💦
私は踵を返し、美容室へ戻った。
美容室へ戻り、「〇〇様」という私宛てのメモが貼ってある愛しの水筒を受け取ったあと、気を取り直してカフェへと向かった。
②消毒スプレー
カフェの席へ着くと、いつもそうしているように、私はバッグから消毒スプレーを取り出しテーブルに置いた。
紙おしぼりで手を拭き、スプレーをシュッシュと手のひらに吹きかけた。
美味しいパスタを堪能し、バレエレッスンの時間に合わせて店を出ることにした。
お会計をするためにレジに並び、バッグからお財布を取り出そうとしたその時!
スタッフの女性が私に駆け寄ってきた。
「あの…これ…」
と、彼女はまるでお酌されるグラスを持つように、ソレの底部分に左手を添え、
「お忘れではないですか?」と、私に差し出した。
それは、まぎれもなく
さっき使っていた
私の消毒スプレーだった。
・・・
こうも立て続けに忘れ物をするとは…。
この消毒スプレー、実は今まで幾度となくあちこちのお店で忘れてきているという前科がある。
忘れたものが、お財布ではなかったことは救いではある。
③靴べら
再び気を取り直し、バレエのレッスンへ。
やはり私は、バランスをとるのが苦手だ。
ルルベになるとたちまちグラグラする。
その原因を先生に伺ったところ、やはり脚のアンディオール(外旋)ができていないとのこと。
足首の硬さや弱さだけではないのね。。。
レッスンを終え、次なる目的地へ。
お気に入りの雑貨屋さんで、可愛い靴べらを見つけた。
ピーチウッドのその靴べらは、1935年に設立されたドイツの老舗メーカー、レデッカー社製のものとのこと。
ずっと木製の靴べらを探していたのだが、なかなかコレ!というものを見つけられずにいた。
本当は、自立式の靴べらが良かったのだけれど、
どうにも予算が合わず諦めかけていたのだ。
そこへ、このアヒルちゃんの顔をした靴べらが目の前に現れた!長さも希望どおり。
2周回って考えて、購入することにした。
④巾着
続けて私は、隣のお店へ足を運んだ。このお店も私のお気に入り。
木製のスプーンとか、バターナイフ、北欧系の食器も揃っている。
欲しいものがあっても、今日はもう見るだけね👀
…と、キョロキョロしていたら、、、。
「あの…すみません!!」
声の主を見ると、
さっきお会計をしてくれた隣のお店のスタッフの女性。
え?
まさか??
また私なにか忘れたの???
するとその女性は、
「あの、今日3,000円以上お買い上げの方に、この巾着袋をプレゼントすることになっていたのですが、渡し忘れてしまって…」
なーんだ。
そういうことか。
よかったー!
店員さん、ありがとう。
あなたも私の仲間ね〜😆
ありがとう!4人の主役たち。
君たちのおかげで、今日も楽しく過ごせたよ😂