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深みにハマる、まっすぐな身体への道

その① 上腕三頭筋長頭

いよいよ歳のせいか、最近は夜眠りについてから2時間後にパキッと目が覚める。
そうすると、塩梅の悪い肩甲骨付近を、ベッドのヘリに押し当ててゴリゴリしたり、身体をねじって伸ばしてみたりする。

ある時、ん?と思ったことがあった。右腕を上げてある角度に引っ張ると、つっぱりを感じた。
バレエのストレッチでも、感じたことのあるつっぱり感だ。

右肘から腕の付け根からの右体側にかけて。
調べてみると、どうやらそこの部位は「上腕三頭筋長頭」というらしく、肩甲骨にも関係しているようだ。

なぜそこがつっぱるのか。
上腕三頭筋が伸びないから肩甲骨が上がり肩も上がるのか。それともその逆なのか、、、。

果てしない飽くなき身体への探究は続く…。

そうして2時間くらいベッドの上で自分の身体と格闘し、再びウトウトするのだ。

その②  脚の上にまっすぐ骨盤を乗せる

人間が、特に深く考えることなく当たり前にやっていること。それは、2本足で立つということだ。
変わり者の私は、この当たり前のことに疑問をもつ。
「まっすぐ立つとは一体どういうこと??」

これは、バレエを始めてから持った疑問で、いくらレッスンしても納得のいく動きができないことから生まれたものである。

私は、幼い頃から自分の身体にコンプレックスを持っている。内股・O脚・出っ尻・変な歩き方…。
ウチの主人には、高校生の頃からどれだけ私の変な歩き方を真似されたことか😆
最近では、「お母さんの姿勢でゴルフクラブを構える
(アドレス)と、上手くいくんだよ」などと、出っ尻で構えて見せたりする。(ひどい!😂)

そんな私が出した結論。
「まっすぐに立つことこそが、バレエのスタートライン」。
しかし、そうするとどの状態がまっすぐなのか、(バレエを)やればやるほどわからなくなってきたのだ。

身体の重心はもっと前?
右骨盤はもっと下げて前に出す?
足首はもっと立てる?寝かせる?

人間は、たとえ身体に歪みがあったとしても、その歪みに合わせてバランスを取り、立ったり歩いたり走ったりすることができる。ひょっとすると、まっすぐ立てている人の方が少ないのかもしれない。

ところが!

つい最近、バレエの先生がかけてくれた言葉に、その正解を見つけられたような気がしたのだ。
それは、ごくごく単純なことだった…。

ある日のバーレッスンでのこと。

先生は、私の軸足のお尻を指でほんのわずか前に押し出し「(重心は)ここです!」とたったひと言だけ仰った。

他の先生にも「もっとお尻は前!」と言われることがあり、私の重心はかなり後ろの方にあるのだと思う。だから脚の付け根も伸びずに引けているのだ。

しかし「(重心は)ここです!」と言われた位置。
ここに立つということは…あぁ、こういうことか!ここに立つことができれば、すべてが解決する。それはどういうことかというと…

"脚の上にまっすぐ骨盤を乗せる"ということ。

脚に対して傾くことなく、イメージ的には、脚と骨盤が"T”になるように骨盤を乗せるのだ。そうすれば、もうそこにしか立つことができない。

重心がどこだとか
右骨盤を下げて前に出すとか
足首を立たせるとか寝かせるとか

そんなことは一切考えることなく、そこにしか立てなくなる。脚の付け根を必死に伸ばそうとしなくても勝手に伸びるようになる。

これが正解なのかどうかはわからないけれど、これで長年の悩みが解決できる…かも?

できるできないにかかわらず、とにかく実践あるのみ。これで、やっとバレエのスタートラインに立てるかもしれない!



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