子供と一緒に楽しむ夏のテクノロジー体験
この夏休み、小学3年生の息子と一緒に本を読む時間がありました。
うちの子は「学校では教えてくれないシリーズ」が気に入っているのですが、最近はテクノロジー関連のテーマにも興味を持ち、こちらのプログラミングとAIを読みました。
まだ理解するのは難しいようでしたが、それでも漫画が面白いからなんとなく読むことができました。
身近な例として、最近使い始めたホットクックが喋るのでそれを例にしたらわかりやすかったようです。
そして、夏休みに子供たちが体験したAIに関する2つの経験をご紹介します。
1.Claude3.5 Sonnet Artifactsを使って、タイピングゲームを作ろう
まず1つ目はタイピングです。
息子が夏休みの目標としてタイピングを習得したいと言っていたので私も応援していました。
学校で使っている「キーボー島」が難しいようで苦戦していたため、別のアプリ「Typing Land」を提案しました。
ホームポジションを覚えたら早く入力できるようになるよと言っておすすめしました。
操作性が良くて可愛いキャラクターが出てくるため、小学1年生の娘はドハマりして楽しみながら取り組んでいます。
見やすい画面で使いやすそうでしたが、息子はひらがなをアルファベットで入力したいけど、アルファベットがわからないことで悩んでいました。
例えば「ぺ」と表示されたときに「PE」が出てこないんです。
それじゃあ「PE」とでてくるゲームを自分で作ってみよう!ということでClaudeを使いました。
自分で入力したい!ということでClaudeに「タイピングの初心者向けにゲームを作ってください。ひらがなを入力するゲームです。入力するひらがなとローマ字を表示してください。」となんとか入力して完成したのがこちらです。
息子が苦手な文字だけを練習するように調整し、ひらがなのアルファベットも表示されることで、彼のモチベーションが向上しました。
それからは、時間制限を設けてゲーム感覚で取り組むようにしています。私と対決してゲームとして楽しむことでタイピングが早くなりました。
2.画像生成AI 「FLUX.1」でキャラクターを作ろう
2つ目は画像生成AIの体験です。
よーし、miiboを使って自分のチャットボットを作ってみる体験はどうかな?と始めたところ、キャラクターの名前とイメージにこだわりだしました。
そうだ!今こそ画像生成AIに作ってもらえばいいんだ!ということで無料で画像を作れる「FLUX.1」を使って作ってみました。
これはプロンプトを英語で入力しないといけないため、どんなイメージなのか子供に聞いて私が翻訳して入力しました。
息子からは、男性の強いキャラクターの名前は「テンペスト」というリクエストがあり何枚か作った結果こちらの画像を気に入りました。
最初は女性キャラクターが出てきたため、「男性の強い」という条件を追加して希望通りのキャラクターを作成しました。
最後に、私がAIの素晴らしさを興奮気味に話しても、小学3年生の子供には比較対象がないので、どのくらいすごいのかが伝わりづらいと感じています。
そんな中で、漫画からの知識や実際に触れる体験を通じて、AIにできることへの理解が深まってよかったと思っています。
また、子供は漠然とかっこいいプログラミングをしてみたい、ゲームを作ってみたいと思っていますが、具体的に何をすればいいのか分からない状態です。
スクラッチを試してみましたが、イメージと違うのか、イマイチ楽しめていないようでした。
そんなとき、ClaudeのArtifacts機能でプログラムが書かれる過程と実装結果をすぐに確認できるのは、非常に有用だと感じました。