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2024イケウチオーガニックOPEN HOUSE|推し企業の工場見学に行ってきました!✨

こんにちは!関西在住の大学生ゆっこです!
2024年10月26日、愛媛県の今治市にて、
私の推し企業「IKEUCHI ORGANIC」さんのオープンハウスが開催されました。とても楽しく刺激を受けましたので、少しでも身近な人にシェアしたいと思い、noteを書いてみることにしました。ぜひご一読ください!

イケウチオーガニックさんはどのような会社かというと、
最大限の安全と最小限の環境負荷」というモットーを掲げてオーガニックコットンでタオルの製造をされています。BtoBだけではなく、東京や京都の直営店やオンラインストアでも購入可能です。

イケウチオーガニックのタオルは吸水性・速乾性に優れ、ふんわりと包まれると幸せな気持ちになります。全国に多くの”ファン”がいて、各ストアでイベントが開催されるたびに満席となり、ファンコミュニティが形成されるほどです。なぜタオルの会社にこれほど情熱的なファンがいるのでしょうか。ファンの皆さんはいったいイケウチオーガニックのどこに魅力を感じるのでしょうか。

今回は私がイケウチオーガニックを好きな理由について、改めて考えるきっかけとなったオープンハウスの様子をいちファンとしてお伝えしたいと思います!


オープンハウス当日、全国各地から約50名のファンが集まりました。

松山空港に集合。
イケウチオーガニック石川さんのアテンドで場が温まります。

まずは腹ごしらえ。昼食はピッツェリアマルブン朝生田店さん。
創業101年目になる洋食屋さんで、オープンハウスの際は、いつもこちらで昼食をされるそうです!

鉄板ナポリタン。少し歯ごたえのあるパスタと特製のソースが絡まって絶品でした!

タオルと対峙する職人さんたち。|毎日の技が生み出す心地よさ

そして、いよいよ本社へ!のどかな住宅街を抜けると、今治本社が見えてきました。

到着すると、職人さんたちが温かく出迎えてくださいました。

工場見学では別工場に委託している染色過程を除き、タンザニアやインドから届いた糸をタオルに仕上げる一連の工程を見学しました。そして、なんと職人さん自らタオルの製造過程について解説してくださいました!見学の様子の一部をご紹介します。

①整経(せいけい)

はじめは、タオルの織るために欠かせない工程、整経(せいけい)についてです。タンザニアやインドから今治に届いた糸は筒状に巻かれているため、そのままでは織機に掛けられません。機械にセットできるよう糸の本数やテンションを整えた「伸べ(のべ)」を作ります。設計図に基づいて、糸を専用の機械にセットしていきます。

250本の糸を10~15分で機械に繋いでいく。自分の身体を守るためにもスピード勝負。
糸を一か所に集約して「伸べ」を作る。一日に多いときで50回ほど糸が切れる。糸が切れると、センサーが反応して機械が止まり、職人さんが繋ぎ直します。
太鼓という機械に巻き付ける。この際に糸一本の隙間を作らないことが、次の工程へとつながる。
できあがった「伸べ」。均一なテンションに職人さんの熟練した技術が光る。

②整織(せいしょく)

続いては、整織(せいしょく)です。整織とは、整経で作られた伸べを使ってタオルを織る工程のことを言います。
まず、「のべつなぎ」という工程があります。

クシのような道具を使用して、手作業で糸を整えていく。
3500本の糸を2m50cmの幅にテンションと密度を統一させる職人技。
整えた糸を機械に通す。
新しい糸と古い糸が結ばれている。これによって、織機に掛けることができるようになる。

つづいて、タオルを織っていく工程へ。普段目にするタオルの姿になってきました。

ジャガードという機械が使われます。緯糸を赤い糸に変更し、仕組みを解説してくださいます。レピアという部品で緯糸を通し、パイルをつくる。ジャガード織ならではの風合いを作り出す。
ロープを縦糸と緯糸に見立てて、パイルができる仕組みを解説。

③解反(かいたん)

次に解反(かいたん)という工程です。完成したタオルにミスがないかを確認していきます。

100kg単位で卸され、染色工場へと出荷される。
染色を終えたタオルは、約2週間後に再び今治本社へ戻ってきます。

④検品

最後に、検品です。人の目で、ミスや汚れがないか一つひとつ丁寧に確認していきます。

シュロという道具。1時間で100枚検品する。
厳しい基準で検品し、直せる場合は手直しする。

タオルドクターによるタオルお洗濯方法について

イケウチオーガニックのオープンハウス。工場見学だけではありません!
タオルのお洗濯方法についても、楽しい実験を通してレクチャーしてくださったのはイケウチオーガニックの阿部社長とタオルメンテナンスを担当されている小野さん。

社長兼タオルドクターの阿部さん。
お湯×洗濯石鹸が一番汚れが落ちやすい。

「代表の部屋」

最後に「代表の部屋」で池内代表からお話がありました。
「タオルの歴史は200年、今治タオルの歴史は130年、イケウチオーガニックは創業71年」という言葉から始まり、進行中のDX化や新たなファミリークラブ、新作商品やコラボ商品の紹介、オーガニック120がグッドデザイン賞を受賞したことなど、盛りだくさんなお話でした。

新作商品。藍と納戸で染めている。天然染料のため、目標に掲げる「赤ちゃんの食べれるタオル」に近づいている。

ファンミーティング

ツアーの最後は、ファンミーティングです。
参加者と職人さんがグループに分かれて、イケウチオーガニックの好きなところをディスカッションをしました。オープンハウスで感じた事やイケウチオーガニックの好きな所を改めて話し合い、発表したのですが、皆さんの溢れる熱い想いで会場が盛り上がりました!


いかがだったでしょうか?
とても濃くて特別なオープンハウスでした。オーガニックコットンは通常の糸に比べて湿度や気温の影響を受けやすく、生き物のように繊細です。また、ひとつの工程が次の工程へ、そして最終的に検品を経て、私たちの元に届いているということを間近で見させていただきました。次の工程を見据え、繊細な糸を扱い、緊張感のある中でタオルを作り上げていく職人さんの確かな技術と誠実さこそが、イケウチオーガニックのタオルの心地よさを生み出しているのだと実感し、感無量でした。短い時間でしたが、職人さんとお話することもでき、タオルを使う時に、皆さんの顔を思い浮かべながら大切に使っていこうと思います。

高校生の時にイケウチオーガニックさんに出会い、そこからたくさんのタオルとの出会い、人との出会いがありました。日常に溶け込み、日々を彩ってくれるタオル。住み慣れた土地を離れて旅に出たときに安心感を与えてくれるタオル。お世話になった方へ感謝を込めて贈るタオル。これまでイケウチオーガニックのタオルに支えられ生きてきたなと振り返りながら、オープンハウスを体験させていただきました。
このツアーを通じて、改めてイケウチオーガニックのタオルが好きで、職人さんやスタッフの皆さん、ファンの方々など、関わるすべての方々を心から尊敬するし、これからもずっと大切にしたいと強く感じました。
ツアーのためのご準備運営ありがとうございました。また、ツアー中お話してくださった皆さんありがとうございました。
私もいちファンとして、これからもイケウチオーガニックを応援し続けていきたいと思います。

高林木綿子

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