地球の影と月の影
今宵は、442年ぶりで、次回は322年後の天体ショーが見られそうです。
皆既月蝕と天王星蝕が同時刻に起こります。
牡牛座で満ちる月、それに介入してくる天王星。
星空のビッグイベントです。
占星術的にも、なかなかの刺激的な配置です。
月が地球の影に完全に隠される月蝕。
さらに、赤銅色の月の影に天王星の姿が隠される天王星蝕。
太陽、地球、月、天王星が一直線に並ぶ配置。
牡牛座の方角に、月、天王星、ドラゴンヘッド
向かい合う蠍座の方向に、太陽、水星、金星
その間に地球が入りこみ、地球の影を月に刻む。
さらに、その月の姿を、天王星に刻む。
確かに変わったよ。という証のような、今回のダブル蝕。
今回、月と天王星が並んで満月を迎える場所は、サビアン牡牛座17度。
シンボルは「剣とたいまつの戦い」
剣もたいまつも、自分の中の強い決意と意志を示す。
内側で大切に育てた信念を、形にして現わすぞ、という力の表明。
満ち満ちた、揺るぎない信念を、もう留めておくことはしない。
その後押しを、天王星が引き受ける。
改革と革新の星の威力を借りて、変わっていく。
今宵の天体ショーは、すごーい! と楽しんで観測しながら、底から湧いてくるような力強さを、感じてみてはいかがでしょう。
ここまでたどり着いた自分に最大の賛辞を。
そして、ここからの自分に必要のないものを感謝して手放していきます。
そして、今宵はもうひとつ。
内側にしっかり柱を立てて、蝕から姿を現した月に、革新後の自分の姿を映して見ましょう。
よき、満月時刻をお過ごしください。