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9月です。

日中はまだまだ激熱ですが、朝晩の風はずいぶん涼しくなりました。風に乗って聞こえてくるのは虫の声。秋を身近に感じる季節です。わたしたちが現在使う暦(グレゴリオ暦)の上では、2020年も三分の二を過ぎ、ここから終盤感がでてくる頃。一方で星の暦では、秋分点(今年は9月22日)が春分点から始まる1年のサイクルのちょうど中間点に当たります。

いずれにしても、この9月は長期マラソンの大切な中継ポイントとなりそうです。激動のという言葉がこれほどまでに当てはまってしまう2020年。年明けからここまで、自分と周りに起きたことを振り返ってみますと、もういろいろありすぎて、何がどうなったか、あまり記憶にないという方も多いかもしれません。そして、今現在、とても辛いと感じている方々、得体のしれない不安に捕まって、とても苦しい思いをしている方々も多いと思われます。

もういい加減にしてほしい。早く元の状態に戻って通常の暮らしがしたい、と思われるかもしれません。でも、星読みという立場から申し上げると、元の状態に戻るということはありません。星の時間軸というものがあるとすれば、明らかに私たちの地球はこの先に時間を繋げるためにシフトチェンジを促されているはずです。もし今、地球で生きるのが辛い、苦しいと感じているのならば、同じように、地球も辛くて苦しいと状態だと想像がつきます。もしかしたら、私たちが、宇宙の一員だということも忘れて、この地球に生息する一生物だということすら忘れて、切り離された人間の社会だけでうまく生きていくことだけに集中しすぎていたとしたならば、今という時間は、全てが繋がっていることをそれぞれが思い出す時間なのかもしれません。

これからの占星術は、自分を中心に周る星の位置から自分の運命を読み解くだけにとどまらず、他の天体から地球にいる自分を見てみる。という視点も求められていると感じます。

低い位置から上を見上げるだけでは見えなかった視点を、他の星目線で見てみれば、なぜ、今、その場所にいることを選んだのか。そんな情報を受け取ることもできるのだろうと思います。

前置きが長くなりました。そんな中で、9月の天体の配置からのメッセージは、

2日に魚座で満月。啓示のようなものを受け取ったり、新しい光を見つけたと思う人もいるでしょう。牡牛座の天王星の力も相まって、これまでにはない方法で突破口を見つけたり、自分の研究のテーマで独自の見解を発見する可能性もありそう。

6日は金星が蟹座から獅子座に移動、同日水星が乙女座から天秤座に移動します。水から火へ。地から風へ。身動きが取れなくて、閉塞感を覚えていた人には、ふっと、軽くなるような時が訪れそうです。

17日は乙女座後半で新月。山羊座の大御所軍団と相まって、次のステージの準備を始めるようです。自分の考えや仕事のやり方においても新機軸を発見したり、一部だけに焦点を当てる部分的な見方ではなく全体的に物事を見ることで、本質を捉えるような動きも出てきそうです。

22日遅くに、太陽は乙女座から天秤座へ移動します。秋分点に到達した太陽は、後半戦に向けて刈り取りの準備を始めます。地から風へ。身体の使い方、才能の発揮の仕方について再構築の時期です。ここから来年にかけての時間は、その先の全く新しい世界を生きるための準備期間と、捉えてみてはいかがでしょう。これから展開される世界では、おそらくこれまでの法則や慣習は通用しなくなり、これまでの絶対はいとも簡単に崩されていくことでしょう。わたしたちは何歳であろうと新しい世界での生き方を学んでいかなければならないようです。そして、これは今まで自分を生きていないと感じる人にとっては大きなチャンスです。本当の自分をいきるための。

まだ十分に使われていない眠っている才能があると仮定して、それを使わずにこの肉体での時間を終えてしまうのはあまりにも惜しい。わたしたちのもやもやの一部はそんな魂の声を無視し続けていることにもあるのかもしれません。

誰かのために生きること、それは素晴らしいこと、でもその誰かの中に自分を忘れていたりしないだろうか?

才能を使う。使命を果たす。この星での経験をし尽くす。

いずれも、魂が喜ぶことです。それをしているとき、間違いなくわたしたちは幸せなのではないでしょうか?

各惑星が、各々のポジションから地球にアプローチを一斉に仕掛けてくる今、というとき。「変わる」ということだけは間違いないのでしょう。それをどう捉えるか。その行動と選択によってずいぶんとこの先は変わってくるでしょう。

秋の風が吹いて、少し動きやすくなったら、そろそろ、さて、この先どこに向かおうか?とじっくり相談してみてください。もちろん相談するのは自分の魂です。

その景色を見た時、わたしの魂は喜んで震える。

そんな場所に向かいたいですね。

さあ、2020年9月の始まりです。この季節も存分に味わってまいりましょう。



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