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kyo_2020
『君と愛の行方』テーマ
映画監督のフランソワオゾンさんの作品は、見ている人たちに答えを勝手に決めてくださいという物語が多い。これはそうです。恋愛の善悪、幸せか不幸か。それら主人公の男が無関心なため、すべてをスルーされています。愛かお金かは普遍的なテーマとして一本あります。だけど、主人公の男は麻友のことでしかそこは考えないから後輩に叱られるシーンもある。冒頭、パパ活をしている女の子が出てくるけど、何も言いません。『コトハの肖像』では、琴葉がさかんに責められるんですよ。「そんな恋愛はしたらだめだ」って。こちらは、那留の契約結婚も含め、スルーされています。恋愛とセックスの様々なシーンが流されていく物語です。ラストも「高瀬はそれでいいの?」という終わり方ですが、わざとですよ。
【舞台の場所・都内・千葉県松戸市・万座温泉・韓国ソウル】
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