CanonRPとCanonR8。まったく違う
【カバー写真。CanonEOSR8。全体的に黄色っぽいモノが多いが、テーブルの茶色に影響はない】
キャノンのフルサイズミラーレス一眼のコンパクトカメラ、RPと最新のR8。
双方、フルサイズの入門機と言われているが、はっきり言うと、R8はプロが持つサブカメラ。または、スナップ写真を仕事にしているプロがメインカメラで使える。
RPはプロ用としては欠点が多い。
そもそもR8はほとんどR6markⅡと同じ。
私はR6markⅡを買うつもりでいたが、少しでもコンパクトなカメラが私の撮影スタイルに良いからR8の発売を待っていた。
それまではNikonZ6Ⅱを使っていた。その前がNikonD750。しばらく二台持ちだったが、D750を一瞬CanonRPにした。
それはキャノンに馴染みたくて。
フィルムカメラで仕事をしていた頃は、
メインがMamiyaRZ67、サブがPENTAX645n、Nikonf4s、ライカM6。
さすがにカメラ一台で万が一、故障したら現場で笑えないが、昔みたいにグラドルを撮ってなくて今は素人さん相手だから、「ごめん。カメラ、落として壊した。vlogcamでいい?」ですんじゃうでしょう(笑)
断捨離ですよ。あと、エコ。
ある大物カメラマンがカメラ機材を山ほどとアシスタント五人くらい引き連れて撮影してて、だけど、出来上がったその写真を見たら、
『別に俺らの作品と変わらん』
と思い、妙に非合理的で、なんか、
「これがプロとアマチュアの違いだぜ!」
みたいな空気に呆れた事があった。
ありがちだよ、他の世界でも。
話を戻すと、キャノンに馴染むために買ったRPに、RF100mm f2.8 L MACRO IS USMがまったく合わなかった。
AFは鈍くてなかなかフォーカスしない。
ミラーレスの欠点だが太陽の光の加減により全滅。コントラストがなくなった。
RF50mmf1.8 STMならそうでもなかったから、RP本体の性能が神レンズ系に追い付かないような気がした。
ポトレ撮影で、午後三時くらいの冬に、まだ雲一つない天気で、人物が青白くなり、RAW現像の色温度でも直せなかった。
スタジオでのライティング撮影でも、モデルさんのメイクした肌が不自然な白さになった。
ミラーレスにありがちな白とび、黒潰れがRPで多かっだ気がする。
しかし、RP+50mmf1.8ではそんな色にはならずナチュラル。
その時に私はカメラではなくレンズが良くないと思い、RF100mmを手放してしまった。実はNikonのMicronikkor105mmが私の大好きなレンズで大活躍したから、その差に腹がたったわけ。
さて、R8の印象は、キャノンぽい。
白と黒がくっきり。メリハリがいい。
AFのスピード、精度は抜群。
近視、乱視、老眼が混ざりまくってる私には助かる。
RPとはAFの精度が違いすぎる。
起動も速い!(急ぐ撮影はないけど)
欠点はバッテリーの消耗が激しい。バッテリーがコンパクト用のなのに、性能がR6markⅡだからかな。
ピンクに過剰反応する。
これでもだいぶ色温度調整した。コカ・コーラの看板を赤レフ(そんなレフないわ)みたいに拾った。百川晴香さんが真っ赤に燃えたよ。いくら猛暑とはいえ困ったもんだ。
ちなみに、ソニーのミラーレスを使ってる人が、「僕のはプールの青色で百川さんが真っ青になった」と笑ってた。ソニーはそっち?
側面のピンク色が何か分からない。室内の照明?
しかし、素晴らしい黒!
夜間撮影が楽しくなるよ。