浅川ちひろ出演『しあわせ色の青い空 ムッちゃんのもう1つの夢』配信舞台。5月30日まで!
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浅川ちひろ主演の手話を使った舞台『しあわせ色の青い空 2021「ムッちゃんの詩もう1つの物語』を視聴しました。
5月30日までの配信になります。
配信チケットは1000円です。安いよ。ずっと私たちを助けてくれてきたエンタメ、芸術を応援しよう。私も友人の出演作品のチケットをできる限り買ってます。
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私の公式ブログにリンクと解説があります。
山宮健/里中李生 公式ブログ
浅川さんが読んで、「作家の里中先生が素敵な感想を書いてくれました!」なんてインスタに書いたから、明日は雪でも降るんじゃないかと思ったわ(笑)
「先生」なんて言われたことないぞ🙄
物語は、戦争の空襲で親とはぐれ、弟を亡くしたムッちゃん(浅川)が、防空壕の中で結核を患ってしまった上に、同じ防空壕の中にいる人たちに「あの子に近寄るな」と差別される孤独な話。そのムッちゃんと仲良くしようとする町子(少女 原作者の方)との会話がメインです。
戦争の悲劇の惨状を小さな舞台で演出は不可能なので、台詞で表現していますが、ひとつひとつの台詞が重いし、リアルです。
ムッちゃんが、「南の海に向かってお父さんって呼んでる」は、兵隊として出兵していることだし、防空壕から出たら「夢は花嫁さんになりたい」とか、戦争の時の少女たちが想っていた気持ちに違いありません。
私はもちろん戦争は知りませんが、こういう物語は神妙に見てしまいます。昔、稚内から樺太が見えるところに立ち、電話交換手たちのことだけを考えていたのを思い出しました。彼女たちは、「お嫁さんになりたい」とか「恋がしたい」とか言っていたらしいです。
浅川さんは昔に『バンザイクリフ』に行っていると思うので、よりリアルに演技ができたでしょう。ちょっとその稚内での自分のことと気持ちが重なって、泣きそうになりました。
戦争のことだけではありません。
東日本大震災の悲劇も、今の新型コロナ禍のパニックも後世に伝えて行かないといけない、というテーマです。「当たり前の日常がずっと続くと思っていた」。私もです。そうじゃなかった。
結核で咳をする人に近づかない。新型コロナでも、咳をする人には近づかない。差別、軽蔑もする。
悪い歴史ばかり繰り返している。
もちろん、平和で穏やかな時期(時代)もあります。その時代がまた来る希望も無くさないように、我々が今するべきことはなんなのか、もう一度、考え直すために、ぜひご視聴をしてください。
手話をしながらのお芝居です。字幕も入っています。
浅川さんが演技派なのは知っているし、褒めても何も出ないから(笑)、浅川さんを固める役者さんたち本当に上手です。台詞がなく手話が止まっている時には、防空壕の中の暑さをさりげなく演じているし、子役の子も戦争のこと、結核のことがよく分かっていない元気な子供を上手く演じています。
手話指導のRIMIさんの公式サイトのリンクも貼っておきます。
https://www.step-rimi.com/
【モデル 浅川ちひろ】撮影 山宮健
また一緒に仕事ができる穏やかな日常が来ることを楽しみにしています。山宮健