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写真家のミューズを考える
【カバー写真・撮影 山宮健(里中李生)】
『ミューズ』とは女神の事だが、人物を描く芸術家のモデルになる女性のこともミューズと呼ぶ。
特に、その芸術家の恋人、妻、愛人、妹などが積極的にヌードなどになり、尊敬する男性芸術家の作品創りのために人生をかけるほどの女を彼らは、作品を創りながら彼女らを愛し、「私のミューズ」と思っている。
平成の時代、荒木経惟という有名な写真家がいた。
同年代の篠山紀信と対極にある作風で、エンタメが少しはないと自己満足になると考えていた私は荒木経惟が嫌いだった。
◆このエッセイは、モデルさんに「俺の女になれ」という事ではありません。時代が変わった話です。また篠山紀信さんが亡くなる前に書いたものです。
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普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。