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世界史は正誤に強い受験生が勝つ!

長らくお待たせしましたが、本日から始めます。週3回は公開していきたいですね。昨年度〈2024年入試〉の類似選択文が出題されるという〈世界史入試の傾向〉から、2024年2月に行われた様々な私立大学の入試問題を使って、今年度〈2025年入試〉世界史入試のための〈正誤の狙い目〉を学んで下さい!ちなみに、ハイレベル用語ではなく、盲点用語や間違いやすい言い回しをチェックしていくシリーズです。それでは、お楽しみに…

シュメール人の造ったジッグラト

最初のフォーカス01は〈古代オリエント〉

◎シュメール人に関する記述として正しいものには①を,誤っているものには②を,マーク解答用紙にマークしなさい。
(あ) シュメール人は,ティグリス川・ユーフラテス川流域に定住し,この地にウルク・ウルなどの都市国家をつくった。
(い) ウルのサルゴン1世は,ティグリス川・ユーフラテス川流域の数多くの都市国家を支配下におさめ統一国家をつくった。
(う) シュメール人は,太陰太陽暦,六十進法,楔形文字を生み出した。

2024年中央大学

いきなり、面倒くさい正誤問題からでした…💧この正誤形式は1文ずつ合ってないと正解にならず消去法が使えないのでイヤラシイ問題ですね。

(あ)正解。
(い)サルゴン1世はアッカド王国の王。シュメール人ではないね。シュメール人の王で出題されるならウルクの王ギルガメッシュとかかな。
(う)シュメール人は「太陰暦」。ただ、農耕には適していなかったので、バビロニア時代(アムル人)が閏月を加えた「太陰太陽暦」を作ってます。元代の「授時暦」も太陰大尉暦。よく狙われます。ちなみに、「太陰暦」として有名なものは、「ヒジュラ暦(イスラーム暦)」ですね。


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