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【みこ宇宙論】オカルトスレスレ話「死後の世界」ある?(゚0゚)

計算は営業マンに任せておいて……と

 量子力学を有用な工学として大学院などで履修した人が、最も眉唾扱いしたくなるのが、量子力学は死後の世界を解き明かす!という話題でしょう。

 量子力学なんて、計算すりゃいいんだよ!というのは、けっこう理系出身者の合言葉になっていると思います。

「コペンハーゲン解釈を一文で要約するように言われたらこうなるだろう。『黙って計算しろ!』」

N._David_Mermin


てめー!死ぬ思いして外回りしてから経営を語れ!
数学もできないくせに量子力学語るな!


 気持ちは分からないでもないです。これは、日々営業マンが死ぬ思いをして仕事を取ってきているのに、会社に帰ってきたら、給湯室で新入社員が自分たちの会社の経営戦略を語っている現場と似ています(大惨事必至)。

 死ぬ思いをして営業周りして帰ってきたら、新入社員が「わが社の経営は方向性がおかしい」とかお茶飲んでいたら、ぶっ飛ばしたくなりますよね(笑)。

 死刑にしてもいいくらいだ!かははは( ̄▽ ̄)。数学もできないくせに量子力学語るな!それと同じだ。だから、その先輩営業マンはもちろんスルーしていい(ただし敬意を持って)。

量子力学で死後の世界を語るとこんな感じになります

以下は2016/12/09(金) 22:00〜22:45
NHKEテレ大阪 モーガン・フリーマン 
時空を超えて「死後の世界はあるのか?」
書き起こしです

 NHKで時々大規模な「死後の世界」特集やりますよね。立花隆さんが亡くなってしまったので、仕切る日本人がいなくなっちゃった気がしますが、またやると思います。

 この回で注目は、最盛期ホーキングの共同研究者でもあったロジャー・ペンローズの最も信頼する研究仲間の一人、スチュワート・ハメロフさんの部分でしょう。

ロジャー・ペンローズとは共著もあります

ハメロフはイギリスの著名な物理学者ロジャー・ペンローズと共同研究を始めました。

2人は脳の働きに関する新しい説を打ち出し「永遠の魂」をめぐる科学的論争を巻き起こしました。
この説の根幹を成すものは脳細胞の中にある「マイクロチューブル」と呼ばれる構造です。

コトバンク「微小管とは」

(ハメロフ)脳内の意識が量子もつれによって広く宇宙全体に存在する可能性もあるわけです。
人間の意識は脳を構成するニューロンよりももっと基本的な宇宙の構成成分のようなもので出来ているとハメロフは考えています。


東京大学大学院理学系研究科・理学部You Tube


(ハメロフ)私が「原意識」と定義したものはビッグバンの時から宇宙に存在しています。
ハメロフたちの言う量子もつれの理論を応用すれば臨死体験の謎も解けるかもしれません。

画像出典 NASA


(ハメロフ)心臓が止まり血液が流れなくなると脳は量子コンピューターとして機能しなくなります。
しかしマイクロチューブル内に存在する量子情報は破壊されず宇宙全体に散らばります。

 みこちゃん登場!(^-^)。

ちょっと解説はさみます

 量子もつれというのは、離れている場所の、ある特別な関係を持った粒子同士が光速を超えて反応する現象で、世界中の実験でその存在が検証されています。ハメロフは、この量子もつれの現象は、宇宙の原意識と、個々の人間の間にも関係している、と考えています。

 量子もつれは空間をテレポーテーションするだけでなく、時間もテレポーテーションすることも、厳密な物理学実験で世界中で何度も確認されています。要するに、量子レベルでテレポーテーションが、空間的にも時間的にも生じることは、もはや物理学の常識です。

 そして、ハメロフはこの、テレポーテーションを起こす量子のペアが、宇宙ができた時の原意識と、死んだ後の人間の意識の間に関係性として存在するのではないか、という仮説をたてているわけです(ここはまだ仮説段階)。

 まとめますと、時空を超えたテレポーテーションは(私たち常識人にとっては意外にも)もう出来ることは実証済み。つまり、今生きているここを離れて、自分が生まれる前の世界や場所に素粒子が飛べることは「量子もつれ」で実証済み(゚0゚)ってことね

 死後の世界があるかどうかというテーマで問題になるのは、たったひとつ。

 テレポーテーションを起こす特別のペアとして、ビッグバン以前の素粒子と人間の意識とが、共通したまだ発見されていない回路を持っているかどうか、というそこだけです。

 単純に想像しますと(外回り営業マンに怒られそうだけど(爆))、人間の細胞(素粒子)も宇宙の細胞(素粒子)も最初は宇宙真空というひとつの場所にあって、ビッグバンで離散的に散らばっただけですから、関係性が無い方がおかしいと思う。なのでみこちゃんは、ハメロフの仮説は何百年かしたら(100年以内とかあり得ると思う)実験でOKでると思っています。

意外にも、間違って解決済みハンコ
押しそうになってしまうくらい?

(ハメロフ)患者が息を吹き返すと散らばった量子情報は再び脳内に戻ってきます。
そして「白い光を見た」「亡くなった家族に会った」「体を抜け出した」と言うわけです。

「量子もつれ」理論でテレポーテーションは
空間でも時間でも証明されているのだから
こういうことがあってもおかしくない

(ハメロフ)息を吹き返さなければ量子情報は肉体から離れたまま「魂」として存在する可能性もあります。
量子情報が脳内と宇宙空間を行き来する事が臨死体験の本質だとハメロフは考えています。

引用はすべてNHKEテレ大阪
モーガン・フリーマン 時空を超えて
「死後の世界はあるのか?」

量子もつれは外回り営業マンは知りませんが、一流研究者によって凄まじいスピードで研究されています

 じゃあ、その量子もつれっていうのが、鍵になりそうですね。オカルトが嫌いな人は、その量子もつれっていう考え方自体が、ものすごく怪しい考え方、物理学で検証されていると言っても、少なくともメインストリームにいる物理学者は、そんな量子テレポーテーションなんて、研究してないでしょ!と思うはず。

 どうせ、メインストリームから外れたオタク物理学者、マッドサイエンティストが唱えている異端の説、これが「量子もつれ」だと思いたくなると思います。

 さにあらず(゚0゚)!


今年のノーベル物理学賞は「量子もつれ」じゃないか!
(゚0゚)なんだ、一番エリートコース!

 というわけで、外回りの営業マンが、ど素人が経営語ると怒るのは分かるのですが、だまって計算するだけでいいんだ!というストイックな量子力学との関わり方というのは、とても昭和的なのかもしれません。

 ぜひ、こういう楽しい話を文系理系問わずにできたらなあ……、とみこちゃんは思うのでした。

 ではまた、宇宙物理学のことも書いてみますね(^-^)。

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