じゃあね

じゃあね窓の外に
チラつく雪を並んで見てた
じゃあね春になれば
桜の下を二人歩いた

ハラハラ風に踊る
ピンクの花びらずっと眺めていた
じゃあね

じゃあね夏の日には
自転車漕いで泳ぎに行った
いつも子供の頃は
君の背中を追いかけていた

キラキラ光る水面
溶けたアイスと街に沈む夕日
じゃあね

思い出と呼ぶには
ありきたり過ぎる日々
ずっと悔やむのだろうか
それともいつか消えて

ヒラヒラ落ちる枯れ葉
僕と君の終わりが近づいてる
じゃあね

じゃあね別れの言葉
なんて言えないまま
この時になって
いつか旅立つ時が
来ることだけは
知っていたのに
じゃあね君の声を
もっと沢山聴けば良かった
じゃあね君の顔を
もっと近くで見れば良かった

じゃあね
またね