上堀駅で雨の日に (アコースティック)

髪を切った君を
見つけたあの無人駅
向かい合わせ君と
飴色木製ベンチ

何があったの窓側の君は
どこか悲しい目をしてて
僕のポケットの中の右手は
無意味なリズムを刻んでる

外はまだ冷たい雨が降ってる
何度目があっても
言葉も交わさずに
もうすぐ来るはずの電車を待ってる
二人の傘も濡れたまま


疲れきった心
たどり着いた無人駅
缶コーヒー握って
一人で座るベンチ

どこへ行ったのあの頃の君は
とても優しい目をしてた
懐かしいよこの駅で
二人は確かに出会ったんだ

外はまだ冷たい雨が降ってる
あの日見せてくれた
笑顔を忘れずに
もうすぐ来るはずの電車を待ってる
僕の心は濡れたまま

何があったの窓側の君は
どこか悲しい目をしてて
僕のポケットの中の右手は
無意味なリズムを刻んでる

外はまだ冷たい雨が降ってる
何度目があっても
言葉も交わさずに
もうすぐ来るはずの電車を待ってる
二人の傘も濡れたまま