見上げた空に

昨日なんで泣いてたの
言いたくなけりゃ別に良いけど
僕も時々世界中が
全部敵だと思う日がある

アスファルト踏みしめて
乾いた音を確かめる様に

見上げた空に
いま鳥が一羽飛んでいく
ただそれだけの事で
涙が流れてく

この退屈な世界で
僕らはそれぞれの夢をみる
たとえ意味などなくても
それで良いじゃないか


また自分を傷つけて
いったいそれが何になるのか
ナイフだって言葉だって
ものを作る道具なのに

すり減った靴底と
蹴っ飛ばした小さな石

見上げた空に
いま飛行機雲が伸びていく
走り続けて行けば
涙は乾いてく

この残酷な世界で
僕らはそれぞれの息を吸う
たとえ価値などなくても
それで良いじゃないか


見上げた空に
いま鳥が一羽飛んでいく
ただそれだけの事で
涙が流れてく

この退屈な世界で
僕らはそれぞれの夢をみる
たとえ意味などなくても
それで良いじゃないか