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積極的に「住む町」、そして「移住」を考えてみる。倉敷編。

みなさんは「住む町」に何を求めますか?

私は、生まれた土地に馴染み、縁のあった場所に住んでいます。不満はないですが、もっと心が喜ぶ土地があるのではないか、と最近思います。

葛飾北斎は生涯で93回、引越しをしたそうです。93回とはいわずとも、私もお気に入りの地を決めることにもっとこだわっていきたいです。というわけで、「知っている町」は「住みたい町」なのかを考えたいと思います。

今日は、倉敷編です。それでは、倉敷に住むことを想像してみましょう。


住む町に本当に求めたいことは何だろう?ランキング!

住む町に求めるもの、多くの人が1位に挙げるのはおそらく交通や生活の「利便性」ではないでしょうか?都心や職場からの距離、スーパーやコンビニまでの距離は「生活」をする上で大切ですよね。

しかし、私たちは本当に、「暮らし」に利便性を求めているのでしょうか。本当に心から求めるもの、理想の暮らしを考えてみると、私の場合はこうなります。

1位 良い感じのカフェ
2位 本屋・図書館
3位 川や山などの自然

みなさんもぜひ、本当に求めるものは何かを心に問いかけてみてください。胸に手を当ててみてほしいのです。

美術館のある町、倉敷にはプラスの要素が揃っている。

それでは、「倉敷」に住むことを考えてみます。観光に訪れたこの地を、住むという観点で考えるとまた違った見え方ができるかもしれません。

1.良い感じのカフェ
観光地なので、いい感じのカフェは多いはず。こちらは行きたいカフェです。古民家。健康的な食事、固めのプリン。本。全部好きです。

2.本屋、図書館
駅から歩ける場所に本屋さんや市立図書館があります。うれしいですね。

3.川や山などの自然
倉敷にも小さな山がいくつかあります。さすが岡山ですね。

美観地区を流れる倉敷川

倉敷美観地区は運河沿いに江戸時代から残る白壁の建築物が並ぶ観光スポットです。川を眺めると落ち着きます。

4.番外編:美術館
そして何より美術館があります。美術館がある町に住むだけで、文化人になれそうです。
大原美術館は、日本最初の私立の西洋美術館だそうです。有名画家の絵画も多く見応えがあります。本館と別館の周りにはお庭もあって、ゆっくり文化を味わえます。ぜひ足を運んでみてほしいです。

ちなみに、岡山駅まで20分程度と利便性も悪くないのです。実際に行ってみないと、住んでみないとわからないと思う方は、倉敷市の取り組みをぜひ見てみてください。

積極的な「住」の選択への転換

私はこれまで住む地を選ぶとき、「職場の近く」「都市部へのアクセスが良い」など、強い制約を前提としてきました。

住めば都と言いますが、比較の余地が狭いため、一定の満足を得られたのだろうと思います。一方で、住む地に関して、1から吟味し選択したことがないと気がつきました。

心理学者のバリー・シュワルツ氏は、「選択肢が多すぎることは、無力感を高める」と言っていました。

まさに、今の私は無限とも言える選択肢に気づいてしまい、無力感が高まっているのかもしれません。それでも、選択肢に気づいてしまった以上はより良い選択を目指したいのです。

積極的な「住」の選択への旅はまだまだ続きそうです。
それでは、次の町でお会いしましょう。

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