丁寧に過ごした朝のひとり時間が一日の力になる。
問題です。あなたには、エネルギーに溢れる素晴らしく元気で活発で可愛らしい3歳の子供がいます。祝日は8時すぎに起きてきて、22時までお昼寝もせず、元気に遊び続けますが、あなたは一人で育児をしなければなりません。今日は日曜日です。このハードな一日を機嫌よくエネルギッシュに楽しく乗り切るために、より良い朝の選択はどちらでしょう。
A 子供が起きる8時過ぎまで体力を温存すべく、寝る。
B 5時半に起き、子供が起きるまで自分磨きや趣味のひとり時間を充実させる。
正解は、Bです。(実体験です。)
ずっとAがいいと思って土日は子供が起きてくるまでゆっくり自分も寝ることを決意して前日眠りについていました。
朝、「ママ起きて〜〜!!」という子供の声で起き、急かされるように朝ごはんを作り、すぐ出かけたいと言われて、メイクもせず、服は適当に選び、ドタバタ準備をして、公園やどこかの娯楽施設に連れて行っていました。
お昼を食べさせるところまでは気合いで乗り切ります。
しかし、ここから昼寝をしてもらえないとなると、もうガタガタっと心と体が崩れて行っていました。
15時以降は、「遊んで!」と言われてもフラフラで対応できず、外出先にも関わらず限界で、あまりのキツさにその場にしゃがみ込んでしまったこともあります。
朝から全て子供のペースで振り回されっぱなしになってしまっていたのです。
平日より遅くまで寝て、体力を温存しているかと思いきや、予想よりほとんど充電されていない体力メーターがすごいスピードで減っていました。
そして、昼寝をしない子供に心底イライラしていました。
(ママはいつ休めばいいの?お昼寝してくれないと一人の時間が全くないじゃない!!次の自分の時間は月曜日の仕事の昼休み?あと40時間後!?人生の経験の中で子育てが一番ハード。というか地獄。苦労したと思っていた受験や就活なんて今考えたら天国だった。一刻も早く成長して!)
↑こんなマイナスなことばかり、考えていたと思います。
一人時間が全くないと子育てを楽しむ心の余裕がなく、週末の度にメンタルコンディションは最悪で、自分で自分を地獄に追いやっていました。
そんな心身自転車操業ギリギリ育児を続けていたある日、いくつかの本や動画に出会い、朝活を本気で始めようと思い立ちます。
きっかけは断捨離をして家が綺麗になったので、さらに人生をより良くしたいと思って次にできることは何か探していたところ、
「ミニマリストや成功者や幸せそうな人たち、大概早起きして朝活してる」
という法則に気付いたからでした。
そこから少しずつ5時半に起きて朝活する習慣を定着させました。
今は、朝起きたら日記を書いて、
ベランダでヨガをし、
ベランダの花と室内の観葉植物に水をあげ、
洗濯物を干し、
涼しい間に愛犬と散歩をし(ついでに野菜の無人販売所で買い物も)、
モーツアルトを聴きながら手挽きでコーヒーを淹れ、
noteを書き、
顔マッサージをしてメイクをし、
丁寧に朝食を作って、
8時になるころに朝ドラをつけて、
子供に優しく「おはよう〜」と声をかける
この一連の流れを迷うことなくスラスラとできるようになりました。
すると、8時過ぎからこの後、自分時間が22時まで育児一色で全く自分の時間がなくても、心が擦り切れないのです。
不思議なくらい、体力も精神力も最後まで持続します。
朝の自分時間を丁寧に過ごした、自分を大切にしたという事実が、午後の自分にパワーをくれているのだと思います。
また、自然と、自分だけでなく、子供にも丁寧に大切に接することができるようになるのです。
自分で言うのもなんですが、今日の8時以降の私の生活はなかなかハードでした。
8時、子供のリクエストに応え、朝はワッフルを焼きました。
ハムもつけてと言われたので、しっかりサラダとハムとゆで卵も添えました。
ワッフルはバターとブルーベリージャムと苺ジャムを添えています。
私の中では、これぞ休日の全力丁寧朝食です。
食べ終わったらすぐに片付け、ルンバを回し、娘の髪の毛のセットと身支度と歯磨きの仕上げをして、
自分の身支度もささっと済ませて、リクエストされた近所の複合施設に買い物に行きました。
帰ってきてずぐに、ベランダで水遊びがしたいというので、干していた洗濯物を爆速で畳み、簡易プールをセットして水を貯め、水着を着せて、水遊びの準備をしました。
何度も子供が満足するまで洗面所とベランダを往復して水を運びます。時々、寒いやら暑いやら言われるので、それに応じて水温も調節します。
水遊びを見守る傍ら、水遊びが終わった後にお風呂に入ることを想定して、爆速で風呂掃除をしてお湯を溜めます。
また、お風呂から上がってきた後にランチがスムーズに食べられるように昼ごはんの瓦そばとついでにデザートのゼリー作りに取り掛かります。
そうこうしているうちに、上がりたい、と子供からリクエストがあるので、今度は一緒にお風呂に入ってお湯で水鉄砲やらなんやらで遊んで、
着替えさせます。
お昼ご飯を食べた後、寝てくれるかと思いきや、もっと元気になる娘。
お昼ご飯の片付けをしてゼリーを食べた後、
部屋を薄暗くしたり、ゆったりした音楽をかけて1時間ほど過ごしますが、しまじろうの新しいおもちゃで遊んで欲しいとせがまれ、ノリに乗ってどんどん元気になり続けて15時。
もう昼寝はないと諦めます。
家で対応が限界だったため、コーヒー豆が切れそうなことを思い出し、カフェに一緒に出かけます。
大人っぽい場所で面白くなかったのか、また午前に行った複合施設に行きたいと嘆かれます。
流石に同じところに2回は行きたくないのでホームセンターへ。
ホームセンターの2階にあるペットショップのワンチャンや猫ちゃんを1時間以上ガラスに張り付いて見て、あまりの熱心さに、見かねた店員さんに猫ちゃんワンチャン一匹ずつ抱っこさせてもらいます。(絶対飼わないのに・・・感謝)
帰りに一階のスーパーでジュースを買いたいと言われてお会計をしていたところ、突如消える娘。
必死に探しても見つからず、これはいよいよやばいと店員さんにも子供の年齢と名前と服装を伝えて助けを求めたところで、遠くから笑いながら駆けてくる娘。
「あっちにいっちゃってた〜!」
「勝手に一人で行くな!心臓止まるわアホ!!」とブチギレたいところをグッと堪え、冷静に叱責。
帰って、丁寧に夕飯を作って心を整えます。
しそとチーズと大葉を豚肉で巻き巻きして揚げて、サバを味噌煮にしました。しかし娘は納豆ご飯しか食べない。無念!
食後の片付けをしていると、
「布団で藁の家と木の家とレンガの家を作って!」
と無茶振りしてくる娘。
できる限り期待に応えようと全力で対応します。
今度は、
「狼になって家を吹き飛ばして欲しい」
と言われるので、狼になりきり藁の家と木の家を吹き飛ばしたところ泣かれます。理不尽!!
宥めて嫌がる娘に歯磨きをさせたところ、今度はシルバニアで遊んで欲しいと言われます。
一通り遊んでシルバニア全員を布団に運んで娘の横に一列に並べそんなこんなで22時。
ギリギリまで娘は遊んでばたりと就寝。
22時10分。8時過ぎから19時間、全力で遊びこんだ娘。
私は19時間ぶりの自分の時間おかえりやっほい!と心の中でガッツポーズを決め、
お昼からベランダに放置してあったプールを片付け、
はちみつ入りのホットミルクを入れて、
アロマキャンドルを炊きながら、
パソコンを開いて今日の自分の頑張りを忘れないようにnoteに書き込み。
ここまでブチギレないで、気持ちよく冷静に丁寧に、できる限りの笑顔でエネルギッシュに土日の子育てやり切れたのは、朝活のおかげです。
朝活で3時間、子供より、今日という人生をリードして、気持ちに余裕が出るからだと思います。
朝、気分よく活動的に丁寧に自分を大切に過ごしていると、ドミノ倒しのように、次の行動も、その次の行動も「気分よく活動的に丁寧に自分を大切に」が自然と続きます。
長くなったけど、マジで朝活いいです。
子育てでイライラしてうまく心をコントロールできなくて体力も気力もすり減っている時こそ、朝活で自分時間がおすすめです!
朝活は人生最後の日まで、ずっと続けていきたい最高の習慣かもしれません。
丁寧に過ごした朝のひとり時間が一日の力になるのを改めて実感した週末でした。
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