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コーヒーリキュール

パウンドケーキを作るのが好きだ。
Web小説でお菓子作りが出てくる小説を読んでから、余計に作りたくて仕方がない。

最初は紅茶とナッツをいれて。
次はプレーンのものを。
次はウィークエンドシトロン。
これはほんと大好きすぎる。2回続けて作った。
もともと市販されているレモンの形をしたレモンケーキが大好きだからかもしれない。
それに なんとなく淡い恋という感じがしてうきうきするのだ。


今回はコーヒーパウンドケーキにした。
コーヒーとプレーンのアイシングで飾られた写真にそそられた。

参考レシピはこちら

私はコーヒーが好きだ。
ちょっと湿気てしまったミックスナッツも乾煎りして、キャラメルコーティングして飾ろうと思った。


キャラメルリゼの作り方を検索する。
グラニュー糖の代わりにきび糖を使ったが、溶かして煮詰めてもジャリジャリ感が残ってしまった。
とりあえず作ったキャラメルナッツをクッキングシートに広げた。
しかし、キャラメル作りは何度やっても、きれいな透き通る飴色のにするのが私は下手。
プリンのカラメルも田作り作る時もほんといまいちだ。
いつかはこの加減を習得したい。


パウンドケーキ型は持ってなくて、いつも食パン用の型で焼く。
少し背の低いパウンドケーキになるが見た目は悪くない。
ケーキが焼きあがった。
そっとシートごと型からだし網の上にのせた。
ここでケーキが折れたら心も折れる。

レシピを見ると、「あれば熱いうちにコーヒーリキュールをぬってもいい」と書いてある。コーヒーリキュールかぁ。
きっと香りも増ししっとりして口当たりがよくなるだろう。
しかし普段飲まない特殊なお酒はない。
あんずジャムも合うと思い、今回は少量の水で伸ばしたあんずジャムを表面にぬった。

飾るコーヒーアイシングは、粉糖とコーヒーを混ぜてから水を入れる手順は失敗だった。先にコーヒーを溶かした液に粉糖を入れるべきだ。コーヒーの粒が残ってしまったが、まあ模様と考えよう。だけど、食べるときに粉っぽいコーヒーの苦みが口に残らないか心配だったが大丈夫だった。
アイシングを細く描くにはコルネを使うとあったが、パンを作る時のコルネ型のことだろうか。そういう使い方があるんだと思ったが持ってない。クッキングシートを切って円錐状に丸めた。テープで固定しても内側でシートが滑って円錐の形が崩れて非常にやりにくかった。

どうにかこうにかアイシングで線を書きナッツも飾ることができた。
なかなかいいじゃないか。

ふとコーヒーリキュールが気になって、いくらぐらいかと検索してみた。
コーヒーリキュールと文字を入れたら、コーヒーリキュールの作り方と出てきた。
えっ?つくれるのか?
がぜん作り方に興味がわいた。
作り方をいつくか探してみてみる。なんだ、果樹酒と同じだ。
これなら甘さを自分好みにできる、豆も古くなったものでもいいらしい。
炒ればいい、なるほど。乾煎りする、案外思いつきそうで思いつかなかった。
ナッツを使う時にはよくやっているのにね。
人の頭は固い。柔軟性がもっと欲しい。

選んだレシピはUCCのサイトのものにした。コーヒーメーカーだから無条件においしいだろうと信用してしまった。

翌日、早速必要なホワイトリカーとグラニュー糖を買ってきた。
出来上がったら夜、ホットミルクにコーヒーリキュールをたらしてみよう。
コーヒーとミルクの香りと甘み、胃袋がアルコールとミルクの温かみでほかほかとする感覚を想像してめちゃくちゃ楽しみになった。


しかし実際に付けるのは また数日後。
何事も初めてやることは考え事が出てしまって躊躇する私だ。
なんとも私は面倒な性格だ、ちゃちゃっとやれよ。。。


少し香りの落ちてきたコーヒー豆をフライパンにいれ、弱火で乾煎りした。
香ばしい香りがたつ。
瓶を熱湯消毒して材料を入れた。
漬けて3日後には透明な液体は深い焦げ茶色になった。


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