手術日決定までのプロセス
今回は手術日までのスケジュールとその理由をお話しします。
個人差はあると思いますので、あくまで一個人の経験談として参考にしてもらえると幸甚です。
手術日までを時系列でまとめると以下の通りです。
10月31日 受傷、A病院受診、レントゲン撮影
11月2日 Aからの紹介状をもってB整形外科受診、MRI撮影、前十字靭帯断裂の診断
11月9日 Bからの紹介状をもってC整形外科受診、AとBの撮影データと触診を元に手術日を決定。血液や心電図、身長体重など各種検査、手術後着用する装具の採寸
11月14日 Cでの患部経過診察、PCR検査、リハビリ。B整形外科へ移動して治療とリハビリ
11月16日 Cで手術可否患部最終チェック
11月18日 Cに入院
11月19日 手術
本当はMRIで前十字靭帯断裂の診断を受けてからすぐにCを受診したかったのですが、私の仕事は月初が繁忙期のため、1週間経ってからのC受診となりました。
また、Cを受診した後にBへ戻ってリハビリをしている理由はCでの術後1週間の入院が終わってから復帰までのリハビリはBでお願いすることになっていたからです。Cでの手術は術後の膝の可動域の回復が早い、痛みが少ないことに評判があり、Bでは手術の施設はないがアルティメットの動きを分かっている方にリハビリを診てもらえることを提示してもらっていました。
私の受傷から手術までの期間は、平均よりかなり短いと思います。🐊のM.Y選手は、受傷後1ヶ月半で手術をしたと言っていました。
手術までの期間を短くできた理由
様々な要因が功を奏して、早めに手術を受けられることになりました。理由は以下のとおりです。
1、受傷直後に適切な応急処置を受けられた
怪我した直後すぐに試合を中断して、迅速にアイシングと圧迫、病院への輸送をしてもらえたことが本当に助かりました。もしみなさんのチームでも練習中に負傷した選手がでたら、怪我の大小に関わらず試合中でも一旦全てを中断して正しい処置をすることを強くお願いします。初期処置が選手のその後を大きく左右します。(公式戦中の怪我の場合、難しい場合もあるかもしれませんが)
2、手術前に必要なリハビリを早期に開始できた
前十字靭帯再建手術は、膝の曲げ伸ばしをある一定角度までできるように回復してからでないと行えないと言われます。私の場合、手術前のリハビリとして怪我の2日後から伸ばしと力入れを、その3日後くらいから曲げや患部以外のトレーニングを毎日行いました。もちろん強い痛みや腫れがあるうちはアイシングなどの治療が優先になります。医師やトレーナーの言うことを守り、自分の体の声を聞くのが大切です。
3、理学療法士であるチームの先輩を通じて早期にMRI撮影、C整形外科を紹介してもらえた
チームの先輩が病院を紹介してくれたおかげで、早期に良い先生に診てもらうことができました。チームにトレーナーなどがいない場合も、知り合いを通じて医療関係者などに相談して自分の怪我の手術に定評のるある医師や病院を紹介してもらうことを強くおすすめします。病院、医師選びは術後の回復やパフォーマンスにも直結してくると思います。多少家から遠くても、私はそこを重視しました。🐊のA.M選手はスポーツ整形にあまり特化していない病院での手術を受け、術後ボルトを埋めた部分の痛みが異常に長く続いたり、可動域が戻らず追加で2回も手術をしたと言っていました。(彼女は前十字靭帯の他に内側側副靱帯と半月板も損傷していたので、医者の腕前のせいとは一概には言えませんが)
4、会社の理解があった
怪我をした直後は月初であったことから、どうしても会社に出勤する必要がありました。しかし、翌週からは全面的に在宅勤務への切り替えを認めていただきました。おかげでリハビリや通院にかかる時間を短縮できたり、何よりも自宅で安静にしながら仕事をすることができ身体的にも精神的にも大変助かりました。今までも上司や同じ職場の先輩方はいつもアルティメットを応援してくれて、海外遠征で仕事に穴を空けてしまう時でも快く送り出してくれていましたが、怪我をした今回も全面的にバックアップをしていただいており本当に頭が上がりません。
ハード面で助かったことといえば、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う働き方の変化に合わせて、社内システムがかなり整備されてきていたことが挙げられます。コロナがなければ、こんなにも早く在宅勤務に切り替えることはシステム的に不可能だったかもしれません。
次回: 入院・手術までの準備について
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