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【CAN-SLIM】$LULU -Lululemon Athletica Inc.-

 こんにちは、ゆっきです!昨日、$FNDについてCAN-SLIM分析したのですが、忘れないためにも2日続けて分析していきたいと思います。ちなみに、FNDは9/10(金)の市場にて、ブレイクアウトしましたが、出来高を伴っていないのでスルーしました。

 さて、今日は$LULUについて銘柄分析していきたいと思います。昨日の夜に「カフェモカ」さんがツイートされていて、気になる銘柄だったので自分でも調べようと思いました。

 CAN-SLIMを始める前に$LULUがどのような会社なのか簡単に見ていきます。
 Lululemon Athletica Inc.は、1998年にカナダで創業したスポーツアパレルブランドです。ヨガやランニングなどの用途をメインとしています。


①C(Current Quarterly Earnings)
 ・直近四半期のEPSは、前年同期比でどれだけ伸びたか?(最低でも20%)
 ・売上が直近四半期に少なくとも25%以上増加しているor売上増加率が直近3四半期で加速している。

【結果】
・EPS:「〇」
 20.8%('20/3Q)→13.2%('20/4Q)→427.3%('21/1Q)→123.0%('21/2Q)
 ※1Qが素晴らしい成長を見せているので、2Q では成長率が鈍化しているようにも見えますが、100%と超える成長を出しています。

・Revenue:「〇」
 22.3%('20/3Q)→23.6%('20/4Q)→88.7%('21/1Q)→60.8%('21/2Q)
 ※こちらも基準をクリアしています。ただし、コロナの影響により、'20の1Q/2Qが良くない数値だったので、そこからのリカバリーという点でいえば妥当なのかもしれません。


②A(Annual Earnings)
 ・年間EPSが過去3年連続で増加しているか(25%以上)?
 ・ROEは最低17%

【結果】
・EPS:「×」
 48.3%('18)→0%('19)→22.4%('20)→56.0%(予)
・ROE:「〇」
 22.3%
 ※アパレルではかなり高いROEではないでしょうか。'19/'20は30%以上あり、素晴らしい経営をされていると思います。<引用:バフェットコード>


③N(New Products, New Management, New Highs)
 ・生活に革命を起こすような製品、サービスはあるか?
 ・新経営陣などの変化点はあるか?
 ・正しいベースを作って新高値に向かっているか?

【結果】
・新製品:「×」
 ’21/8にGenomaticaという材料メーカが製造しているバイオナイロンをパートナーとして使用するプレスリリースを発表しています。これが画期的なものなのか私には判断できませんが、そこまで影響のある発表とは思えませんので、×とします。

・新経営陣:「△」
 ’20/11にMeghan Frankを新CFOとしています。初の女性CFOとのことです。彼女は’16年にLululemonにSenior Vice Presidentとして参加しておりますが、それまでにもSaks Fifth AvenueやJ.Crewなどのアパレルブランドで経歴を重ねています。経営に疎い私にはこの人事が良いのか判断できませんが、CFOは決算への影響が大きいため、期待を込めて△とします。

・チャート:「〇」
 大きな出来高を伴って、高値をブレイクアウトしています。

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<引用:TradingView>


④S(Supply and Demand)
 ・浮動株はどれほどあるか?(大企業だったら、最低1~3%。中小ならそれ以上)
 ・自社株買いしているか?
 ・総資本に対する負債比率は?

【結果】
・浮動株:「△」
 96.1%⇒会社が3.9%を保有しているということですね。
・自社株買い:「〇」
 発行株式数が徐々に下がっていますので、株価には好影響です。

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<引用:Macrotrends>

・負債比率:「×」
 自己資本比率が下がっているので、×ですね。

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<引用:バフェットコード>


⑤L(Leader or Leggard)
 ・レラティブストレングス(RS)が85以上。

【結果】
・RS:「〇」
 現時点でIBDのRSは87です。


⑥I(Institutional Sponsorship)
 ・直近四半期で機関投資家数が著しく増加しているか?
 ・保有する機関投資家の中に”優秀な”ファンドマネージャーがいるか?

【結果】
・機関投資家数:「×」
 昨年まで大幅に増えていますが、直近四半期では変化ないため、×とします。

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<引用:Futubull>

・優秀なファンド:「〇」
 Morningstarにて、保有ファンドを確認しました。FidelityやWCMなど優秀なファンドが保有しています。(Top20に☆5が9社)


⑦M(Market Direstion)
 ・マーケットの方向性を、主要な平均株価の日足チャートで価格/出来高より判断する。4~5週間で、4~5日の売り抜け(株価上昇を伴わない出来高の増加)があると、下落を始める。

【結果】
・S&P:「△」4日
・Nasdaq:「△」4日


以上、CAN-SLIMをやってみました。
ハイパーグロース企業ではありませんが、EPS成長率は高く、成長していることがわかりますね。ただ、スポーツアパレルで他社との差別化が難しく、今後どの程度伸びていくのかは疑問が残ります。やはり、ハイパーグロースグロースのほうがワクワクするのが否めないですね笑

今回3回目の挑戦となりますが、少しずつ慣れてきました。本当は数値だけでなく、各企業の決算資料の中身を見て、分析したいなぁと思っていますが、やりたいことがたくさんあって、どれからやろうか悩みます…

まだまだ初心者なので、なにか指摘やコメント等いただけますと励みになります。




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