光の雨
新富町に住んでいた時。オフィス街の谷間の路地でスイカ割りをしている親・子・孫に遭遇して、突然今までと同じ景色が愛にあふれて見えて、光の雨に打たれたような気がした。走り出したくなるような衝動的な幸せ。
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『光の雨』
新しい風吹いて
過ぎたものは流れる
草花木々オフィス街アスファルト
反射する水の粒 跳ねた
突然光の雨
打たれて目覚めた僕の世界
風が優しく吹いて
いつもの街をなでる
公園コンビニクラクション笑い声
生きていく命の音 満ちる
やまないで光の雨
育ててはじけた思いを高く
かかった橋を渡っていくよ
水色の自転車で
みだれる髪も気にせずいくよ
軽やかに逆行して
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