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【初心者解説】人生でバランスを取るための『一極二元論』 陰陽五行論#5

こんにちは、ゆっきーです。

今回は陰陽の基本となる考え方、「一極二元論」についてお話しします。難しそうな名前ですよね。でも心配いりません。実はとても素直な、自然な考え方なんです。

とても専門的な言葉なので小難しいかもしれませんが、理解が深まるにつれ、「あ、これって普段の生活でも感じることだな」と思わせる理論になります。

例えば、あなたはこんな経験ありませんか?

・仕事と私生活のバランスに悩んだり、
・やりたいことと現実のギャップに苦しんだり。
・「どっちを取るべきなんだろう」って考え込んでしまうような場面。

実は、そんな日常の悩みにも、この一極二元論が深く関係しているんです。

一極二元論って何だろう?

一極二元論を理解するために、まずは身近な例を見てみましょう。

例えば、昼と夜。これって正反対のものに見えますよね。でも、この二つは「1日」という一つの時間の中で互いに補い合っています。昼だけ、あるいは夜だけが永遠に続く世界は想像できないですよね。

これが一極二元論の基本的な考え方です。「一極」というのは「根っこは一つ」ということ。そこから「二元」、つまり「二つの性質」が生まれる。でも、それらは対立しているわけじゃない。むしろ、お互いを必要としているんです。

陰陽論との関係

実は、この一極二元論は陰陽論の土台となる考え方なんです。陰陽論でいう「陰」と「陽」も、本来は一つの根源から生まれた二つの性質なんですね。

太陽の光を例に考えてみましょう。光が当たる部分は「陽」で、影になる部分は「陰」。でも、これは同じ太陽があるからこそ生まれる現象です。
光があるから影ができる。つまり、陰と陽は対立概念ではなく、一つの根源から生まれた互いに補完し合う関係です。

私たちはつい、物事を「良い・悪い」「正しい・間違っている」というように、はっきり分けて考えがちですが、実は、そんな単純なものではないですよね。これが陰陽論の深い知恵であり、その基礎となっているのが一極二元論なんです。

身近な例で考える

では、一極二元論をより深く理解するために、身近な例をいくつか見ていきましょう。

”男性”性と”女性”性の理解

「男らしさ」「女らしさ」という言葉をよく耳にしますが、実は誰の中にも男性性と女性性の両方が存在します。

例えば、リーダーシップを取って物事を推し進める力(男性性)と、
周りに共感して協調していく力(女性性)。

一見、相反するように見えるこの二つの特性も、実はどちらも私たちの中にある大切な要素です。

会議の場面を想像してみましょう。時には強いリーダーシップを発揮して決断を下すことも必要ですし、メンバーの意見に耳を傾け、柔軟に対応することも大切です。これらは対立するものではなく、状況に応じて使い分けることで、より良い結果につながっていきます。

表と裏の考え方

目に見える「表」の部分と、見えない「裏」の部分。この関係性も、一極二元論でとらえると深い気づきが得られます。

誰かの成功を見たとき、つい目に見える結果だけに注目してしまいがちです。でも、その陰には必ず見えない努力があります。華々しい成功の裏には地道な積み重ねがあり、輝かしい表舞台の向こうには、それを支える縁の下の力持ちがいる。

表と裏は、決して切り離せるものではありません。
むしろ、両方があってこそ、物事は成り立っているんです。

強さと弱さの本質

「強くなければならない」「弱音を吐いてはいけない」。
私たちは無意識のうちに、そんな価値観を持ってしまいがちです。

でも、本当の強さとは何でしょう?

実は、自分の弱さを認められる人の方が、より柔軟に、したたかに生きていけるものです。なぜなら、弱さを認められる人は、必要なときに助けを求めることができる。常に強がる必要がないから、かえって本当の意味で強くなれる。

これも、強さと弱さが実は補い合う関係にある、という一極二元論の良い例かもしれません。

調和とバランス

これらの例を見ていくと、大切なのは「バランス」だということが分かってきます。

どちらか一方に極端に傾いてしまうと、かえって生きづらさが生まれてきます。仕事ばかりに没頭して休む時間を全く取らないと、体調を崩したり、大切な人との関係が疎遠になったり。

でも不思議なことに、バランスが崩れると、自然と反対の力が働き始めます。体が疲れすぎると、否応なく休まざるを得なくなる。それは、からだが自然とバランスを取ろうとしている証なのかもしれません。

実生活への活用法

ここまで一極二元論について見てきましたが、では具体的にどう活かしていけばいいのでしょうか。

仕事と私生活の調和

あなたは「仕事を頑張れば頑張るほど、プライベートが犠牲になる」と考えていませんか?

でも実は、充実したプライベートがあるからこそ、仕事でも良いパフォーマンスを発揮できるんです。休日にしっかり充電できれば、平日はより集中して働ける。逆に、やりがいのある仕事があるからこそ、オフの時間もより楽しく感じられます。

つまり、「仕事か私生活か」という二者択一ではなく、「仕事も私生活も」という視点で考えてみることが大切ですね。

人間関係での応用

人間関係でも、この考え方はとても役立ちます。

例えば、誰かと意見が違ったとき。つい「どちらが正しいか」という対立構造で考えがちですよね。でも、その違いは本当に対立なのでしょうか?

実は、異なる意見があるからこそ、新しい視点や気づきが生まれるもの。相手の考えを否定するのではなく、「なるほど、そういう見方もあるんだ」と受け止められれば、関係性はより豊かになっていきます。

心と体のバランス

「心」と「体」も、切り離せない関係にあります。

体調が悪いと気持ちも沈みがち。でも逆に、心が元気だと体の調子も良くなってきませんか?

だから、つらいときは無理に「気持ちを強く持とう」とせず、少し体を休ませてみる。または、体が疲れているときは、好きな音楽を聴いたり、誰かとおしゃべりしたり。そうやって、心と体の両方にバランスよく目を向けていく。それが、一極二元論の教えてくれる生き方です。

まとめ:調和ある生き方のために

ここまで一極二元論について、身近な例を交えながら見てきました。

最初は難しく感じたかもしれませんが、とても自然な、私たちの日常に寄り添った考え方です。

「白か黒か」「これかあれか」という二者択一の考え方に縛られすぎると、かえって生きづらさを感じてしまうもの。でも、物事には必ず違う面があって、それらが補い合っているからこそ、人生は豊かになっていきます。

これからの日々で、何か悩みや迷いを感じたとき、ぜひこの考え方を思い出してみてください。

「対立」と思えることも、視点を変えれば「調和」かもしれない。 そんな柔軟な考え方が、きっとあなたの生活をより豊かなものにしてくれるはずです。


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