ABEMAは放映権で200億円をお支払い!?W杯放映権とFIFAファイナンシャルレポートから読みとくお金のはなし
どうも、ゆっけです。
最近は、サッカーにまつわるお金の話をよく書いています。
いまW杯を見られているのはABEMAのお陰!?
みなさん、カタールW杯、楽しんでいますか?
早朝キックオフの試合も多く、ゆっけは寝不足の日が続く毎日です。
ゆっけは、ABEMAのアプリで見ているのですが、結構使いやすいですよね。
まぁインターネット通信なので、若干、遅れたり、反応悪かったりはしますが、基本的には快適に見られていますね。
グループステージは19時キックオフの試合もありましたので、帰宅中の電車から見てました笑
そんなABEMAがW杯全試合64試合分の放映権を取得するべく、推定200億円の放映権料を支払ったという記事がTwitterで話題になりました
それが本当なら、いま、ゆっけがW杯を無料で楽しめているのは、ABEMAのお陰
ABEMAがなければ、4年に一度の祭典を楽しめず、日本の大躍進も見られなかった、、、そんなこと考えたくもない、、、
神様、仏様、ABEMA様
ということで、本日は、W杯の放映権に関して、まとめていきたいと思います!
まずは、W杯ってどんな大会なのよって話
ちょろっと簡単にW杯ってどんな大会なのよ?って話からしようかと思います。
W杯は、
FIFA(国際サッカー連盟)が4年に1回主催するサッカーの国際大会
FIFAに加盟する211の国内競技連盟のうち、各大陸の予選を勝ち抜いた代表国が出場する
※国内競技連盟:各スポーツ競技において国内のスポーツを統括する団体カタール大会の出場国は、出場国は32カ国
ヨーロッパ:ドイツ、デンマーク、セルビア、スペイン、フランス、ベルギー、クロアチア、スイス、イングランド、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ウェールズ
南米:ブラジル、アルゼンチン、エクアドル、ウルグアイ
北中米カリブ海:カナダ、メキシコ、アメリカ、コスタリカ
アジア:カタール、イラン、韓国、日本、サウジアラビア、オーストラリア
アフリカ:ガーナ、セネガル、カメルーン、モロッコ、チュニジア
世界で30億人が観るともいわれるスポーツ界最大の式典
いかに大きな大会が分かりますね
そんな大きい大会だからこそ、大きなお金が動きます
ABEMAが200億円払ったのは真実なのか?
ここからが本題
ABEMAが放映権取得のため、200億円支払ったというのがこのあたりの記事
結構面白いことが書かれています
記載内容を簡単にまとめると、
W杯の放映権は、大会を追うごとに高騰している
日本戦は数試合と少なく、また、深夜の試合も多いことから、民放からすると、一部の試合を除き、視聴率は期待出来ない
視聴率が期待出来ないということは、良価格でCMを設定出来ないので、収益に繋がらず、高い放映権を回収仕切れない可能性が高い(採算が合わず、赤字になる可能性が高い)
民放各局は、赤字が見込まれるW杯を放送するのを渋っている。ちなみに過去3大会(南ア、ブラジル、ロシア)は民放各局赤字
そんな中、ABEMAを運営するサイバーエージェントが放映権取得に名乗りを上げた
サイバーエージェントは、昨年『ウマ娘』というゲームを当てており、予算は確保出来そう
ABEMA、NHK、民放2局(フジテレビ、テレビ朝日)の4社で契約となり、放映権を取得
支払金額は、ABEMA200億円、NHK90億円、フジテレビ+テレビ朝日60億円(契約は守秘義務があるらしく、金額は推定値のようです。)
ということらしいです。
とりあえずABEMAとウマ娘、本当にありがとう!!!
放映権はどこにいく?ファイナンシャルレポートから読み解くFIFAの支出と収入
さて、ABEMAとウマ娘のお陰で我々は、W杯を見ることが出来るようになった訳ですが、放映権は何に使われるのでしょうか?
結論、FIFAの大きな収入源になっていて、W杯運営資金や、FIFAの活動資金等に使われます
FIFAの2018年度ファイナンシャルレポート(前回のロシア大会があった年)を見てみました
《FIFAファイナンシャルレポート》2015-2018の支出
・48%がFIFA主催のコンペティションを実施するための費用
・31%がサッカー発展にかかる開発・教育のための費用
・残り21%がサッカー以外に関する費用
《FIFAファイナンシャルレポート》2015-2018の収入
・49%が放映権(そのうち、W杯が95%らしいです)
・26%がスポンサー(アディダスとかコカコーラとか、最近は中国系企業の影響も大きいみたいですね)
・残りがライセンス料やチケット料
余談ですが、
英語のレポートをDeepLという翻訳アプリを使って、翻訳しているので、訳語に変なところがあるかもです、ご了承下さい
にしても、DeepL凄すぎますね、
色々、翻訳ツールってあると思いますが、かなり精度が高い翻訳ツールだと思います
《FIFAファイナンシャルレポート》2018W杯の費用
2018年W杯の費用も記載があったので、ご紹介します
・64%が運営費
・25%が各国や選手への賞金
・11%がクラブへの支払金(大会に選手が所属するクラブに対して支払いがあるんですね、知らなかった!)
我らがジャパンも、ベスト16入りを果たしているので、賞金が出ています
ちなみに今大会の賞金はこちら
優勝国の賞金は、4,200万ドルと前回大会より、400万ドル引き上げられています
日本は、現時点(2022/12/04)でベスト16に入ったので、1,300万ドルの賞金が確定している状態ですね
さいごに
世界最大規模のスポーツの祭典なだけあって、お金は動きますね
面白い
次回以降の大会は出場国数が増えるとか、2年に1回にするべきだとか、よく考えたらW杯に関する話はまだまだありますよね
今後も気になる事を調べて記載していこうと思います!
とりあえず、日本がんばれ、打倒クロアチア!目指せベスト8!
P.S
サムネは4年前のロシアW杯を観に行った際のチケット
W杯を現地で観られたのはもちろん最高でしたが、
ロシアに行けて良かったと思いますね
もう二度といけない国かもしれないですからね
出所
ITmediaビジネス『「過去最大の投資」──ABEMA責任者が語るサッカーW杯放映権獲得の舞台裏と狙い』