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トンレン瞑想~生きとし生けるものすべてが幸せでありますように

今朝は、チベット仏教の僧侶から教えて頂いたトンレン瞑想をしてみました。

チベット語で、「トン」は自分の幸福や智慧を与え、「レン」は人の苦しみを受け取るという意味だそうです。

精神世界のエネルギーワーカーが、人のエネルギーを受けないように自分の周りに光のバリアーを作ると言っているのをよく聞きますが、この瞑想の考え方は真逆です。

バリアーを作るのではなく、自分をオープンに開いて、他者の苦しみを表す黒いエネルギーさえも丸ごと受け入れるのです。すべての人も物もつながっていることを考えたら、自然なことですよね。

そして、「人は、いかなる苦しみも消し去る力を持つ光の玉を胸の真ん中に持っているのですよ」という僧侶の言葉は、力強く私の心に響きました。

昨年末に、大切な友人が最愛のお嬢さんを亡くしたのですが、遠く離れて住んでいるため、葬儀に参加することも、目を見てお悔やみを言うこともできず、私に一体何ができるのだろうと思っていました。

そんな時に教えて頂いたトンレン瞑想だったので、まずは彼女をを思い浮かべて、次のように瞑想しました。

1.自分の胸の真ん中に、いかなる苦しみも消し去る力を持つ光の玉があることを感じる

2.彼女の身体の中に、深い悲しみや苦しみが、黒い煙となって存在し、その黒煙が黒いボールとなって彼女の胸の前に集まっていることをイメージする

3.まず、大きく息を吸って、彼女から出た黒いボールが自分の中に入り、自分の胸にある光の玉にあたって、光に変容することをイメージする

4.今度は、息を吐きながら、光の玉から愛や智慧のエネルギーが彼女の中に入っていくことを感じる

5.彼女の心が癒され、幸せでいっぱいになっている様子を観想する

この瞑想は、やってみるととてもパワフルです。友人を癒したいと思って始めたのですが、自分も大きく癒されていることに気づきました。


息を吸うときに、生きとし生けるすべてのものの苦しみを吸って、それを愛のエネルギーに変え、吐くときに、生きとし生けるすべてのものが、愛と光で満たされるように息を吐く。


トンレン瞑想は、家族や身近な人だけでなく、今、世界中で起こっている災害や戦争や分断などで苦しんでいるすべての方たちへの祈りをこめて、毎日続けていきたいと思います。

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