センター英語、2年後にはどう変わる??
今日、大学入試センターからセンター試験に変わる「大学入学共通テスト」の問題作成方針が発表されました。
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び大学入学共通テスト問題作成方針について
発表は、令和3年度の大学入学者選抜に係るもので、各教科の問題作成方針が示されています。
今回は英語に限って、ポイントを整理してみたいと思います。
★現高校一年生から変わる!「大学入学共通テスト」とは??(英語)
1. 発音、アクセント、語句整序(並び替え)などを単独で問う問題の消滅。
センター試験第一問の定番であった、発音、アクセントを単独で問う問題はなくなります。知識を単独で問うことはせず、その知識を活用する力が求められます。
2. ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のA1からB1レベル(※)に相当する問題。
CEFRとは、
語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表されたものです。
引用:英語4技能試験情報サイト
A1からB1とはどのくらいのレベルかを見てみましょう。
言葉だけだとわかりずらいですね。実際の民間試験と比較するとどのくらいの点数がA1、B1に該当するのでしょうか。
B1をみてみると、英検では2級から準1級、TOEFLでは42から71となっています。
特段高いレベルではありませんが、これらのテストはスピーキングとライティングも評価されることを忘れてはいけません。
今まで求められていた英語リーディング、リスニングレベルはほとんど維持のままプラスでスピーキングとライティング力が求められます。
3. 実際のコミュニケーションを想定した明確な目的や場面、状況の設定が重視される。
現実とかけ離れた、ちょー難しい構文の理解とかそんなことよりも実際にコミュニーションで使えるような表現力などが新たに求められます。これは高校英語の授業を大きく変えるかもしれません。というか変えざるおえないでしょう。
4. リーディングにおいては、概要や要点を把握する力や必要とする情報を読み取る力が問われる。
一語一句間違わずに和訳したり、精読するというよりは、文章をざっと読み、必要な情報や文章の要点を素早く掴み取る力が今後問われます。
必要な情報を素早く読み取る力は確かに大事だとは思いますが、なぜ今になってこの力が求められるようになったのか、まだ腑に落ちないところは正直あります笑。
5. 多様な話者による現代の標準的な英語を使用し、生徒の身近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容について。概要・要点を把握する力や必要な情報を聞き取る力が問われる。
リスニングについても概要や要点を把握することが問われます。この文だけでは具体的にどのような問題になるかは今の所予想できません。大きく変わることはないのかなと思いますが。
私は現在高校1年生と3年生の英語を担当しています。高校3年生は現行のセンター試験、高校1年生は新しい「大学入学共通テスト」を受験することになります。
新テストについてもっともっと勉強しないとなと思っているのですが、なかなかできておらず・・・。
ちょっとずつ自分の学びをアウトプットしていけたらなと思っています。
では今日はこの辺で。
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