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壊滅的なくらい仕事ができない人を救えるのは誰か?という話し。

私がかつて働いていた飲食店で
パートとして働いていた
主婦のおばさん(以下Aさん)がいました。

そのAさんの亭主と
お店の社長が仲がよく 
「良かったらアルバイトとして雇ってほしい」
と懇願されて雇い始めたのはいいのですが

びっくりするほど仕事ができない上に 
実害や損害をお店に与えてしまいます。

具体的な仕事ぶりは
あえて書く必要もないと思うので
省きますが

従業員の間のみで解決できるトラブルや
アクシデントであれば対応も可能です。
しかし
客商売である以上
お客さんに影響が出てはなず

結果的にクレームだったり
お客さんを怒らせてしまったり
でも注意をしても
どうやっても直す事ができない。


聞いた話では

Aさんは
バイトを次々とクビになって
転々と仕事先を探していたようですが

クビにする判断は
本人にとっては酷かもしれませんが
それも致し方ない事だと思います。

ですが
私が在籍していたお店では
社長とAさんの旦那さんとの兼ね合いがあり
社長はその人を解雇する事が
どうしてもできなかったのです。

結果的に

Aさんのシフトを減らし
従業員数をAさんのいる日だけは
増やし、カバーしてでも
使い続けるしか選択肢が無いという
非常に苦しい状況でした。


私が思うに

アルバイト、パートや
または社員の方でも
絶対的に優秀である必要は無く

お店や会社が求めるものを
とりあえず大きなミスなく
必要なタスクをこなす事が

本来労働力として求められているものであると
考えていまして
優秀な人はどこでやっても
人並み以上の力を
自然と発揮するものだと思っています。

まずは及第点として
お店の求める事を無難にこなす事が
第一というのが私の考えです。

仕事のやる気の有無は置いといて
お店に自覚なく損害を与えてしまう
与えかねない人を
雇わなくてはならないという 
その状況は
実に不憫だと傍から見てて思うわけです。

私はそういう方は 
無理して雇う事も自ら働く事も
しないほうが
会社やお店と自分のためになると
思っていますが

生活のためには仕事をしないとけない。

こんな当たり前の事ですが
その場合
会社がその人の生活を
言えば保証をし
労働の要件を満たしていないにもかかわらず
生活費を渡さなくてはなくてはならないのが
今の世の中の在り方で

実に歯がゆいと言わざる負えないと
思ったりします。

昨今で話題として出るベーシックインカムの
導入をすれば 
これまで会社や店舗が担っていた
仕事のできない人の生活を工面するという部分が
国が担う事になり
私はそっちのほうが良いと考えています。

もっと言うなら
生活保護でもいいとすら思っています。

「生活保護は働きたくても働けない人が
本来貰うものであって
健常者であれば貰うべきではない」 

そう思う方もたくさんいらっしゃると
思いますし、それが間違いだとは思いません。

しかしながら 
それでも私はベーシックインカムや
国からの定額給付金を渡せないのなら
生活保護で良いと考えます。 

会社企業はしっかり働ける労働力と
企業に利益をもたらす優秀な人材のみで 
構成して業績を上げ

必要な分の税金をしっかりとって
その税金から貧困者や
損害を与えてしまいかねないが 
やる気のあるアルバイトや社員などに
補助金を渡して 
国が生活を保証するほうが 
良いと考えています。 

お店に損害や実害を与えれば
お店は評判と売上に影響してくる上
しっかりやってる人を雇う事にも
難儀してしまいます。 

優秀な人やしっかりやる人の
足を引っ張ってしまうこの現状を
打破するには

損害を与えてしまう労働者を
働かせない事。
 

これが良いと思います。 

しかしながら
働く事に安心や人生の充足
意味を見出す日本人の気質には
合わない話しである事は承知で 
この意見を提案しています。 

労働は美徳という
信仰にも近いこの価値観と在り方。 

戦後の先人達が作り上げたとも言っても良い
労働という行為への向き合い方。 

一朝一夕で変えられるほど 
簡単なものではないと思いながらも 

私はそのAさんを 
お客さんと関わらせない事を
第一に
リカバーが可能な
軽作業だけをさせる事に
かつて勤しんでいた日々を思い返す。


終わり。




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