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顔採用は「悪」なのか?

「顔採用」は、就活で顔の良し悪しで合否を判断するやり方だ。顔採用は求人概要に明記されているわけではなく、実際行われているか分からない。ただ、採用される人の見た目が総じていい企業もあるので、少なからず顔採用は存在しているはずだ。

顔採用は学歴フィルターと同様、批判の対象にされやすい。いや学歴以上に、本人が努力できない部分で評価される点ではより非難される。確かに能力や実績を見ず、顔だけで採用するのは間違っている。

ただ顔採用って、本当に「悪」なんだろうか?

一生懸命努力すれば、顔つきが男性は凛々しく、女性は美しく変わる――新入社員時代、会社の副社長がそう話していた。顔つきは生まれつきなんだから、そんなわけないと思った。ただ入社1,2年経つと、同期の顔が変わっている。バリバリ営業で働く人は、凛々しく大人っぽくなっている。逆に文句ばかりの人は、どこか自信がなさそうな顔をしている。勘違いかもしれないけれど、日々の努力によって顔は変えられると思っている。

そうした顔に現れる努力を評価する「顔採用」なら、むしろアリではないか。採用面接で伝えきれない努力も、顔つきにしっかり現れているはずだ。基準を決めるのが難しいけれど。

あえて「顔採用」を打ち出している企業もある。就活生に自分らしさをメイクや服装で表現してもらい、それで判断するものだ。見た目は必ずしも先天的なものではなく、本人の努力で変えられる。この先、あえて見た目を重視する企業が出てもいいんじゃないかと思う。

https://www.isehangroup.jp/kissmeproject/kaosaiyo2020/

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