「コロナ菌」との向き合い方
ウイルスと菌は違うけど、時々「コロナ菌」と書かれたつぶやきがある。誤りだから「ちがうよ」と教えてあげればいいんだけど、面識がない知らない人に、ネットを通じて誤りを伝えるべきか、どんなふうに伝えるべきか考えるのは難しい。
あるTwitterのつぶやきに「コロナ菌」という言葉がつかわれ、それに反応した人たちが教え諭す流れがあった。そこまではいいんだけど、その反応の仕方がどうも嫌な感じだった。「菌とウイルスの違い分からないんですか?(*_*)怖い……高校の理科で習うはずですけど、、、Google使えます?」「コロナウイルスをコロナ菌って言う人おもしろい」などなど。発言内容は正しいし、知らないの?と言いたくなる気持ちもわかる。でも知ってる人が、知らない人をバカにするのはどうなのかな、と思ってしまう。
「知っている」と「知らない」の違いは大きいけれど、紙一重でもある。わたしは生物で習った内容がすこーし残ってて、ウイルスと菌の違いは何となく分かった。でもたまたま授業を聞いてなかったり、生物じゃなく物理や化学を一生懸命勉強していたら、知らない可能性だってある。いまもコロナウイルスのニュースはたくさん報道されても、「ウイルスと菌の違いは?」なんて特集されないし。自分も「知らない側」になる場合もあるのだから、知っているからといって得意げになるのは良くないなぁと思う。
ただ知らない人に対し、どう伝えるかは難しい。バカにするのは当然NGとして、普通に伝えたつもりでも、文字面だけ見て「偉そう」「うざい」と思われ、不毛な言い合いに発展するかもしれない。参考となるサイトURLを送るのも、人によって不快に思われるだろう。かといってスルーするのは、結局本人のためにならない。。。でも、そもそも知らない人に絡みに行くのは怖い……
当たり前のようにTwitterで知らない人と話せるようになったけど、改めてコミュニケーションって難しいよなぁと感じる。みんな、教える側も教えられる側も、「コロナ菌」にはやさしくしてほしい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?