東京の病院で生まれたら、東京出まれってことでいいですか?
「生まれも育ちも横浜」だと思っていた。でも本当は、東京で生まれていた。それも、新宿区。バリバリの都会だ。
生まれてから今まで25年間、横浜の実家に住み続けている。大学も家から通える場所にあったので、1人暮らしは一度もしていない。最近結婚したけれど、彼が海外出張で日本に全然いないので、数年は別居状態で私は実家に住み続ける。まあ、同居しても横浜に住む予定なので、生涯横浜だ。完全なる浜っ子、そう思ってた。
今週、会社で結婚申請をするために、戸籍謄本を取り寄せた。私と枯れそれぞれの名前や生年月日、親の名前、出生日、出生地などが書いてある。そこに、わたしの出生地が「東京都新宿区」と書いてあったのだ。
そういえば、今の横浜の実家に住む前、両親は早稲田に住んでいた時期があると聞いたことがあった。そのときは軽く聞き流していたけど、その東京こそ私の生まれた場所だったのだ。私の人生は、首都・大都会・日本の中心である東京からスタートしていたのだった。
もちろん横浜出身に誇りを持っているけど、やっぱり「東京生まれ」はその何倍も誇り高い。東京生まれは、洗練された都会っ子のイメージが強い。横浜も十分都会ではあるけれど、やはり東京生まれは特別だ。響きだけでカッコいい。東京生まれなら、シティーガールだし(と思っている)。とにかく、東京生まれはいいとこ尽くしなのだ。
産後すぐに両親は横浜へ引っ越したため、わたしが東京で過ごした記憶は全くない。自分で東京生まれと行っても、全くぴんと来ない。それでも戸籍が「東京生まれでいいんだよ」と背中を押してくれた。これから私は「東京生まれ、横浜育ち」として生きていきたいと思う。
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