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トイレのハンドドライヤ―は本当に不潔?コロナ自粛で使用停止に

コロナの影響はトイレにまで出ている。トイレで手を乾かしてくれるハンドドライヤーが、コロナ対策のために使用停止の貼り紙が張られていた。

ハンドドライヤーが使用停止になったのは、初めてではない。記憶に新しいのが、2011年の東日本大震災のとき。節電のため、トイレの水道は冷水だけとなったし、ハンドドライヤーもしばらく使えなかった。「ここまで節電する?」と不満には思ったけど、当時は仕方がないなと受け入れた。

3月に入り、世の中はコロナ自粛一色だ。会社の在宅勤務化が進み、イベントは次々と中止・延期・無観客となっている。仕方ないとは思う。

でもなぜ、ハンドドライヤーが使えないのか?今回は電気不足ではないし、手を洗う人が増えているからこそ必要なものではないのか。紙不足なので、ペーパータオル自粛ならわかる。でもハンドドライヤーは風を吹かせるだけだし、手を乾かして清潔に保てるんではないか。私はハンドドライヤーの停止に納得がいかなかった。

調べてみると「ハンドドライヤー不潔説」がささやかれているらしい。2014年のイギリスの研究によると、ハンドドライヤーの使用はペーパータオルで手を拭き取るのに比べ、約27倍も周囲に細菌が残ったといわれている。その残った菌が風でまき散らされるため、不潔だといわれているのだ。

ただ、ほかの研究ではハンドドライヤーの使用前後で手に付着する菌の数は変わらないという研究もある。事実は今のところわかっていない。

ただ1つ言えるのは、ハンドドライヤー以上に、何日も同じハンカチを使用したり、服や髪で手を拭く方が不潔になる。オフィスでトイレに行くとき、いちいちタオルを持っていかない人も多い。ハンドドライヤーの利用停止によって、むしろ手洗いの効果を下げてしまうのでは??と思ってしまう。

ハンカチを持ち歩かない低女子力のアラサーのためにも、一刻もはやくハンドドライヤーが復活してほしい。世の中、本当にいろいろなことを言う人がいる。どれを信じるのか、ちゃんと見極めないとと思った。

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