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名古屋のAI屋さんのDX研究ノート

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名古屋のAI屋さんによる、デジタルトランスフォーメーション(DX)の研究ノートです。
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記事一覧

ビジネスモデル研究:日立物流

ES 今回の分析は日立物流さん。 同社が掲げる【スマートロジスティクス】の実現で欠かせないのは、高精度な需要予測と高効率な在庫管理。 とりわけtoC製品のメーカーさん向け物流となると、考慮に入れないといけないのは「XXのスーパーではXXというイベントを行うから10%増し」などの、担当営業しか知らない情報。 この情報は受発注データから取得することはできないため、そのまま需要予測を行うと誤差になります。 そのためイベント要因性がある製品は、担当営業に「なんらかの形でデータ

ビジネスモデル研究:DAIKIN

Executive Summary 始まりはいつもプレスリリースから。 DXerとして研究が欠かせない企業、それは空調大手のDAIKIN。第3次AIブームが勃興するかなり前から「エッジAI」のビジネスを欲しいままにし、今年から「空調のサブスク」という新業態まで展開し始めた(PR参照)。 ハードウェアとしての空調機器分野にて「コト売り」が実現する裏には、同社が中期的に取り組んできたIoT技術によるデータ取得、収集データの分析による故障予兆検知技術、部品在庫管理におけるサプラ

ビジネスモデル研究:Sansan

Executive summary Sansan事業は企業向けの名刺管理サービスSanSanと、そのシステムを一般ユーザー向けにリリースしたEightからなる。競合にWantedlyの名刺管理サービスなどがあるが、明確な差別化は「あえて人力で名刺を入力していること」である。これにより読み取り精度は99.9%(同社より)となり、言語によらず、OCRでの自動読み取りと比較して高い精度でデータ入力を行うことができる。なお人力読み取りサービスはSansanの有料版サービスのみの提供で

はじめまして

みなさまはじめまして。ながえ(@yukiwi_try)です。 本業は拡張知能(Augmented Intelligence)という技術で、頭を使う作業(知能作業)の自動化サービスを企業むけに提供しています。 昨今AIが紙面を賑わせている中で、新型コロナによる外出自粛を契機に、多くの企業で属人性が高く、場所に制約を受ける業務の自動化ニーズが高まっています。この文脈も併せて「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と表現する業務のIT・AI化による効率化が新しいバズワードとな