【3分で分かる】映画監督が画面の中で最低限意識しなければならない6つのこと
ミザンセーヌとは
ミザンセーヌはフランス語で「舞台を作る」という意味です。つまり、もともとは舞台にて使われている言葉でした。しかし、それが映画において使われるようになるとその対象は「舞台」から「カメラに映るモノ全て」となりました。
カメラに映るモノとされる6つのモノ
カメラの映るものは主に以下の6つです。
①セット
②小道具(持ち道具)
③照明
④衣装
⑤演者
⑥コンポジション
この6つをさらに細分化すると様々なことを考えなければなりません。しかし、難しく考える必要はありません。つまりは「意味のある画を作る」ことを目的にこの6つを構成することがミザンセーヌです。この6つを使いこなせば、あなたの映画は意味を持った映像となり、視聴者の心をより掴むことでしょう。以下の動画:クラッシュコースで「エターナルサンシャインアンドスポットレスマイン」を用いてミザンセーヌの説明がされています
●解説記事:ミザンセーヌについて
あなたが将来、監督を目指しているのであれば他作品を鑑賞して、インスピレーションを得てはいかがでしょうか。特にウェスアンダーソンはミザンセーヌを語る上で最も適した監督です。彼の初期作品であるボトルロケットからザ・フレンチ・ディスパッチに至るまでウェスアンダーソンの世界観は1カットごとに滲みでています。これはウェスアンダーソンがこだわるストーリーの語り方から生まれるものです。
●解説記事:ウェスアンダーソンへのインタビュー
ウェス・アンダーソンの映画は一目で「ウェスアンダーソンの映画だ!」とわかる特徴があります。
・「精密なコンポジション」
・「愉快な登場人物」
・「彩色の使用」
ウェス・アンダーソンの映画は特に色の使い方が特徴的です。アンダーソンの映画は明るく鮮やかな色で溢れています。しかし、その登場人物が自殺願望を持っていたり、ウツなどの問題を抱えていることが分かった時、これらの鮮やかな色は新たな意味を持ち始めます。
●解説動画:ウェスアンダーソンの色使い
・翻訳予定
次の記事では、ウェスアンダーソンの映画から彼がミザンセーヌをどのように考え、自分のスタイルを確立したのかを見て見ましょう。
【世界観を作るためには美術の力が必要不可欠】
もし価値を感じていただけたなら…
本記事は投げ銭制にしております。
今回の記事が「面白かった」「もっと見たい!」「これからも海外の情報を発信してくれ!」と思ったら500円をくださると励みになります。
【無料で映画作りのご相談を受け付けます】
●アカデミー賞受賞を目指して、日々、監督としての修行を積んでおります。世界に通用する基準で映画作りをする仲間を探しています!
●「面白い物語の作り方が分からない」「有名映画〇〇の技法を教えて欲しいです」という方はお気軽に1時間の無料相談をお受けします。
以下のLINEアカウントを登録し、「サービス」のメニューから「悩みがあります!」をクリックして無料相談をお申込みください
https://lin.ee/CdI4ATW
【参考記事にした記事】
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?