研究に関する気になるワード:オプトアウト
オプトアウト
臨床研究のうち、
診療データ等の情報などを用いる研究については、
国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者から直接同意を得ない場合がある。この場合、 個別にインフォームドコンセントを実施し、同意を得る代わりに、研究の概要を知らせ、 協力したくない人に手を挙げてもらう(拒否が無いことをもって同意と見なす)。あらかじめ研究内容の詳細をWebサイトにて公開し、あらかじめ研究内容の詳細をWebサイトにて公開し、研究対象となる患者が、拒否できる機会を設けている。
このような手法を「オプトアウト」と呼んでいる。
どのようなケース(研究)で、実施されているか?
・侵襲がない(研究対象者に影響がないもの)
・介入がない(何らかの実験的介入がないもの)
例: アンケートやインタビューによるデータ収集
自施設の診療情報を利用した研究(カルテや画像)
画像引用元:人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
どのような方法で、情報公開を行っているか?
・個別配布
・院内掲示
・病院の ホームページ上
「研究対象者が最も目にしやすい場所」という視点から検討されるべき
参考資料:厚生労働省(人を対象とする医学系研究に関する倫理指針)
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