私の記事が、不安なあなたに寄り添えていますように
2022年の「#noteまとめ」。なにげなく自分の記録を開いてみてめちゃくちゃ驚きました。
「2022年によく読まれた記事」。1位と2位の記事は、たくさんスキをいただいたという認識もあり、納得だったのですが。
想定外だったのは3位。これは私がnoteを開設して、自己紹介の次に書いた記事。投稿したのは2020年9月です。2020年の記事が今年3番目に読まれていたの?!
私には息子が2人いて、下の子は幼稚園入園前に軽度の知的障害と自閉傾向があると診断されました。
私のnoteはもともと、障害児育児について記録を残したり、その時々の感情を吐き出したりする場所がほしくて始めたものです。上記の記事は、次男が生まれてから発達検査を受けることになるまでの過程を書いたもの。
特に最近引用した記憶もないし、どこかで紹介されたということも知る限りないし。時間がたってから読んでもらえるようになったきっかけは、心当たりがありません。
勝手な想像になりますが、同じ境遇にいて現在進行形で悩んでいらっしゃる方が、たくさん検索してたどりついてくださっているのかな…と。
本当のところはどうなのかわかりません。ただ、息子の診断がつくまでの時期、思いつく限りの言葉を入れて検索したおぼえが、自分にもあるので。
もしそうだとしたら、この記事がほんの少しでも、たどり着いて読んでくださった方の役に立てていることを願うばかりです。
実際あったことを時系列で淡々と書いただけなので、特に有益な情報もなければ、同じ立場の人を元気づけられるような内容でもないと思います。
そうだとしても、ひとつの体験談を知ることで未知のことに対する不安が少しでも和らいでくれていたなら、こんなにうれしいことはありません。
息子は小学生になりました。大変なことや途方に暮れることは今でもありますが、幼児期のきつかった時期は越えて比較的おだやかに過ごせています。この先思春期を迎え大人になっていく過程でまたひと山ふた山あるだろうから、次の嵐が来るまでのつかの間の休息なんだろうけど。
そんな中でも、あの頃の絶望感やドロドロした気持ちは、ことあるごとに思い出します。
あっさり書いていますが本当につらかったんです。集団の場に連れて行ってはもやもやした気持ちで帰る、をひたすら繰り返した日々。他の親子もいるところで自分が大泣きしたこともあります。外に出るのが憂鬱だけど、あきらめることもできなくて。
もし当時の体験談がだれかの役に立っているなら、なによりも私自身が報われるというか救われるというか。あの日々は無駄じゃなかったんだなって思える気がするんです。
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