相手の「間違い発言」は、いったんは受け入れる
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
会話をしているときに、相手の間違いに気づくことがあります。
そんなとき、訂正するべきか、受け流すべきかを、考えてしまいます。
他愛ないおしゃべりならば、受け流しても問題は生じないでしょう。しかし、仕事に関わる間違いをスルーしていたら、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。
上司や同僚から、間違った内容を聞かされた場面をイメージしましょう。
お得意様の会社設立記念祝賀会で、上司である営業部長が祝辞を述べることになりました。「こんな話をするのだ」と、祝買会を前に上司はあなたに、伝えました。
「高田(たかだ)社長、会社設立80周年、誠におめでとうございます。80年という節目の晴れがましい席にお招きにあずかり心より感謝致します……」
上司は祝辞の内容を、あなたに語り始めたのですが、高田と書いて「たかた」が正しい。上司は大切なお取引先である、社長の苗字を間違えて記憶していたのです。こんな時、瞬間的に
「部長、それ、間違っています!」と強く、口にしてしまう方も多いと思います。
苗字を間違えられるほど嫌なものはありません。それも付き合いの深い会社の営業部長が、間違えるなんて大失態。相手に失礼にあたり部長も恥をかくのですから、伝えるべきです。
しかし即座に「部長それ、間違っています!」と伝えることは、相手の発言そのものを否定しているように思われる可能性もあります。
間違いを指摘することは正しくても、相手を不快にさせるのは得策とは言えません。必要なのは、いったんは受け入れる姿勢です。(明日に続く)
~間違いは即座に否定するのではなくいったんは受け入れる~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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