「体力自慢の人」の落とし穴
おはようございます!著述家の臼井由妃です。
働きながら資格試験を短期一発合格するというのは、特別なことではありません。もともとの頭の良さとか学生時代の成績なんて関係ありません。
勉強は、要領がものを言います。
資格試験はトップ合格だろうと、ぎりぎりだろうと同じ「合格者」。一点足りなくても十点足りなくても「不合格者」なのですから、とことん「合格至上主義者」になって合格を勝ち取ってほしい。そのために過去問集があり、出題傾向を教えてくれる講師やテキストがあるのです。
学生時代運動部、現在もスポーツを習慣にしている中高年や、心身のタフさに自信を持つ方、「体力は若い人には負けない」というような「体育会系の方」がやりがちなのが、体力を過信した詰め込み勉強です。
学生時代ならば一夜漬けでもそれなりの点数を取れたでしょうが、資格試験は出題範囲が広いうえに、日常使わない専門用語や数字も頻繁に表れます。記憶力が優れていたところで、詰込み学習では解けないのです。
資格試験は、その資格を取るのにふさわしい人を見極める、基本「落とす試験」ということを知ってください。
自分の体力と学生時代の成績や記憶力を過信して、夏休みや有休を使って2週間ぐらい勉強に集中したという人を数多見てきましたが、いい成果を耳にしたことはありません。
また、本試験直前、一週間休みを取って詰め込み勉強をした人も見かけました。その気持ちはわかりますが、絶対にやめたほうがいいでしょう。
それは、自分の生活リズムを崩してしまうからです。
「朝5時に起きて1時間勉強したら、スーツに着替えて……」という日常のリズムは、自分で考える以上に体に染みついています。
ビジネスマンならば当然のことで、このリズムを崩してしまうと、食事の時間が変わる、起床や就寝時間が変わる、休憩時間が変わる……それまで築き上げてきた「最適な勉強スタイル」から逸脱してしまうのです。
結果、本試験の日に最高のパフォーマンスができないということになりかねません。
試験直前の詰め込む勉強で体調を崩したら、それまでの努力も徒労に終わります。
有休を取るならば発表まで待って、「合格」をつまみに美酒を味わったり、勉強疲れを癒すための温泉旅行や受験を応援してくれた家族へのサービスに充てると決める人のほうが、ずっと合格に近づくと私は思います。
~本試験直前の「追い込み勉強」は絶対にNG!~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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