高圧的な相手にこそ穏やかに話す
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
何かの拍子に相手が厳しい口調で高圧的な発言をしても、あなたは動じてはいけません。
プライドを傷つけられるようなことを言われたら「穏やかに反論する」
相手のペースに巻き込まれ同じように語気を荒げれば、人間関係は悪化するばかりです。落ち着いて対処しましょう。
あなたが穏やかに接するうちに、相手も少しずつ落ち着き「何とくだらないことに、怒っているのだ」「自分だけ熱くなって恥ずかしい」と、興奮している自分に気づきます。
あなたが攻撃のターゲットにならないことは、苦手な人を作らないだけでなく、現時点では「敵」だと思っている相手をも「味方」に変えます。
穏やかに話す基本は「ゆっくり・すっきり・はっきり」です。
まずは「ゆっくり」から、意識しましょう。人は自分が思う以上に、早口で話をしているものです。苦手な人や初対面の人、憧れの人などを前にすると普段は「ゆっくり」話をしている人でも、焦って余計なことを口走ったり、相手の顔色をうかがいながら話すということがあります。
すると「おしゃべり」だとか、「媚びる人」というような印象を与えてしまいます。あがり症の方は、会話をする前に「深呼吸」&「口角を上げた笑顔」を習慣にすると、落ち着きを保てます。
それだけでも、ゆとりや穏やかさを演出できます。
次は「すっきり」話すことに意識を向けましょう。伝えたいことが10あったとしても、1つに絞るのです。
話下手を自認している方でも、本当は話がしたいと思っているもの。
ですから、相手がおとなしいからといって「伝えたいことをすべて伝える」という姿勢では、飽きられてしまいます。
「もう少し、話がしたいのだけれど」と、物足りなさを抱くぐらいでいいのです。
●余計なことは話さない → 寡黙な人は信用される
●会話には「間」を置く → 会話に説得力が増す
●相手の話の腰を折らない → 余裕や包容力を生む
誰もが魅了される穏やかな話し方の締めは「はっきりと話す」
その際、注意してほしいのが日本語特有の曖昧な表現です。
善処する、視野にいれる、考えておきます、そのうちに、また今度……。こうした発言はその場しのぎにはなっても、ビジネスの場では相手をイラつかせるだけ損です。
また「分かり……た」と、語尾がはっきりしていないと「分かりませんでした」のか「分かりました」のか、相手には計り知れません。
こうした発言が続けば、あなたの話に耳を傾ける人はいなくなるでしょう。はっきりとは「語気を強めるのではなく、発音や発声を明確にする」こと。この点もおさえてくださいね。
~穏やかに話す基本は「ゆっくり・すっきり・はっきり」~
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