曖昧な表現は使わないのが鉄則です

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

「おおよそ」「だいたい」「いくぶん」「少々」などの日常会話では自然と使っている表現を使わないのも、ビジネス会話の基本です。
こうした曖昧な表現は、受け取る相手によって言葉が持つ概念が異なりますから、伝わらない、誤解を招く。せっかくためになる話をしていても、「曖昧なひと言」のために、台無しになる可能性を秘めています。

ですから「おおよそ」→「80%ほど」・「だいたい」→「明後日には」「いくぶん」→「5%程度」・「少々」→ 「1%に満たないですが」のように、数字に置き換えて話をするクセを日頃からつけるようにしましょう。

その数字は根拠があり、確約ができるものであることが求められます。
そうでないとしても、数字を示して公言すればその数字に見合う行動をしなければ嘘つきになりますから、話が伝わりやすくなるというメリットのほかに、やる気を高め目標達成へ近づくというプラスの効果も得られます。

曖昧な表現で、先の見えない会話に終始するか、数字を示して会話を明確に伝え、やる気を高め成功へと導くか。数字が持つ力は大きいのです。

もっと話を聴きたい。思わず注目してしまう人の話には共通点があります。それは1や2、3と、単純な数字を使い聴き手の感心を集めるのがうまいということです。話自体が特別、面白かったり、新鮮なネタでなくても数字を使うことで、メリハリの効いた会話ができるのです。

●会話の冒頭に伝えたいことの数字を明示する方法
「この企画の売りは3つあります。1つは●●、2つめは●●、そして3つめの●●が業界初のシステムなのです」

●会話の途中で数字を示し相手に考えさせる方法
「これまで、キーワードを2つお話ししましたが、何だと思いますか?」

●会話の途中で数字を示し強烈な印象を与える法
「今から3つお話しすることは、極秘事項です」

●数字を示してだらけた雰囲気を一変する法
講義や会議などで話し手が一方通行の場合、どうしても聞き手の神経が散漫になってきます。
そこで「時計を見ないで、一分を感じてみましょう。一分たったと思った方は挙手してください、ではスタート!」

そして、「はい、今が一分です。皆さん一分の大きさをどう思われましたか?」などと。会話とは関係ありませんが、こうしたインターバルを置くと、聴き手をいい意味で巻き込めます。
途切れていた集中力も回復して、また聴く耳を持ってくれます。

ただし経験則ですが数字は「3」が、限界です。それ以上ですと、インパクトが失せ数字を羅列しただけの会話になりますから、注意してくださいね。

~興味を惹く数字の限界は「3」~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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