迷った時のマークシート黄金律
おはようございます!著述家の臼井由妃です。
どんなに勉強をしても、本試験で100点を取る人なんていませんし、取る必要もありません。資格試験では問題数が50問なら、7割の35問を正解すればおおよそ合格と考えていいでしょう。
そして合格した人でも、50問のうちあやふやな問題や自信がない問題、まったくわからない問題を合わせたら、10問くらいはあると思います。
そのうち1問や2問は「見当もつかない問題」が出ます。ひっかけ問題ならまだしも、考える糸口すら見つからない問題があるのです。
「国家試験は落とすための試験」ですから、誰も解けないような問題を出して、受験生を迷わす。正解率は限りなくゼロに等しい問題を出して「本気の受験生」かを試すのです。
たいていの受験生は「まったくわからない、どうしよう」と堂々巡りになり、1問に時間を費やしてしまう。結果、点数が取れる問題を解く時間が足りず、不合格になることがあるのです。
そういう意味では怖い存在ですが、「これは落としても他の部分で確実に点数を取る」と捉えて、引きずらないようにしましょう。
では、わからない問題の正解率を上げる方法についてお話ししましょう。
5択の場合、1つは「絶対おかしいな」と思うものがあるので、これは最初に外します。すると4択になりますが、たいていの場合「これかこれのどちかだな」と2択が削られ、残り2択になります。
2択に絞り込まれたら、問題の根拠を考えます。たとえば、法律系の資格ならば「法律の立法趣旨、何のための法律か?」を考えます。
民法ならば「人と人が円満に暮らしていくために、トラブルがあったときには、法を介したほうが世の中が丸くおさまる」と、自分なりの言葉で確認します。
確認したら、自分が問題の登場人物になって「私は、この人とこの人、どちらの味方にもならない。丸くこの場を収めるにはどうすればいいのか」と、自分の常識で考えると解答が選べるでしょう。
それでも答えが導き出せなければ、あらかじめ決めておいたラッキーナンバーにする。5択ならば「1~5」のうちで好きな番号を決めておくのです。
ばかばかしいけれど、いい意味で諦めがついて、その問題に引っ張られない。精神的な動揺を鎮め、外せない問題に時間を解くことができて、最悪の状況を避けることができます。
わからない問題に出会ったときのマークシートの黄金律は、「法律の立法趣旨などそもそもの目的→丸く収まる常識→ラッキーナンバー」の順。
経験則ですが、これで5点はプラスできるでしょう。
~「わからない問題」は、黄金律を駆使して挑む~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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