月 #シンカの学校 ラジオ投稿ネタ
「むかしむかし、あるところに、『竹取の翁』という、おじいさんが住んでいました」
リビングから突如聞こえてきた、娘の声。
私は夕食の準備の手を止め、リビングに目を向ける。
そこには、さっきまで静かにスマホとにらめっこしていた娘の『ゆず』が絵本を広げて座っていた。
「ある日、おじいさんは山の中で光る竹を見つけました」
毎晩、せがまれて仕方なく読み聞かせを行ってきた成果なのかもしれない。
最近は、一人で絵本を読めるようになってきた。
今日は『かぐや姫』を読んでいるようだ。