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チビリストのチビ・リスツ

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ワビ・サビとも違う、ちょこっと美しくて、けれど、なんか恥ずかしようなモノやコト、勝手に名付けた「チビ」なコレクションです
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#コラム

チビリストのチビ・リスト#11

(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) 自分の(もしくはお相手の)生まれた時の雑誌・本→いただきもの 「お誕生日プレゼントに、生まれた時の本をプレゼントしたいんですが、何がいいですか?」 かなり前のある日、面白い提案がきて。その発想も素晴らしいんですけれど、悩ましいですよね。選択が。だって生まれた時・年に存在した本。という、自分の生まれた基準でそもそも本を選んだ視点ってないですもんね。 で、選ぶというか

チビリストのチビ・リスト#10

(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) かなり地味なお針箱(なのかな) →骨董市にて ホントは、見た目とか、価値とか全く特筆することがないのです。絵付けも下手だし。素材も廃材みたいな木材。実際、骨董市内で、私、一回見逃していましたもの。 けれど、その廃材感をやさしく覆うように、外側部は麻布材を貼りながらウルシ・コーティングしてあります。手が込んでます。でも、使い過ぎなのか、長年使われたからなのか、外側にキズつ

チビリストのチビ・リスト#05

(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) 水牛のツノ製レンゲ(たぶん猫舌の人用) →鎌倉のオサレ雑貨店にて ただただ、美しいですね。見つけたときおお!と思いました。何々⁈て。佇まい自体がもうね。 で、手にとって、鎌倉のオサレ雑貨屋さんのレジに向かいました。ワクワクです。 「気をつけていただきたいことがあります」 てレジの人。 「なんでしょう」 「このレンゲ、水牛のツノ製なので、熱に弱いので気をつけてください

チビリストのチビ・リスト #04

(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) 木目を読み切った名もない匠のタヌキ →骨董市にて(相方セレクト)   フツー、タヌキの置物と言えば土鍋最高製作地の信楽なんですけど。(タヌキは「他」「抜き」という意味で商売繁盛の縁起物らしいですね) この子は木製です。木製タヌキは珍しいと思います。特筆すべきは木目が美しく(そう処理されてる)かつ、かなり木目が計算されていることがわかることですね。 木目の輪のトッ

チビリストのチビ・リスト#03

(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) ビンテージ・タッパウェア 3兄弟→骨董市で。 アメリカンなはずなのに、バーガー・デニム的なバタ臭さはなく、ん、漬物桶かぬか床か、はたまた梅干し漬けるの?な風貌。しかも入れ子。茶色のようなレンガ色成形色。アメリカのキッチンに似合ってたのかどうか。どっちかっていうと、のび太くんちの台所のシンク下のような昭和台所に似合うよなあ。 僕は白菜漬けつけます。いや、ハクサイピクルスです

チビリストのチビ・リスト#02

チビ・リスト(ワビ・サビとも違う、ちょっと小美しいけど、なんか恥ずかしいような「チビってるモノ」のコレクション) ハダカデバネズミ  ※写真はフィギュア。本物は上野動物園にいます。 いやあ。スゴいネズミなんです。老化しないわ、無酸素でも生きちゃうわ、痛点ないわ。ネズミなのにアリのような組織体で生きてるし。女王ネズミがいるって哺乳類?みたいなね。組織体の中にいろんな係があって、子供ネズミの布団になる係がいたり、衝撃だったのは、敵がきたら食べられちゃう係(!)がいるんだって。

チビリストのチビ・リスト#01

チビ・リスト(ワビ・サビとも違う、ちょっと恥ずかしいような、でも、美しいようなモノのコレクションリスト) ザツ過ぎる絵付け皿→国立市の骨董店にて これ。私が「チビ」に目覚めた逸品です。もうね。確かに手書きではあるんだけど、絵付けと存在自体がザツすぎて見た瞬間、?!と。なぜ?真ん中は印判で??なのに? で。国立市の店主に 「いやー、これマジですか。絵付けザツすぎのような気がするんですけど。。このフチの見つめあってるような白い生き物的なの謎だし。点々点もまばら。狙いなん