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スパイスカレー作りをずっと続けていますが、どんな思いで作り続けているんですか?~嫁ゆっきぃからの質問~


夫婦ブログを1年ぶりに再会した最初の回は読んで頂けたでしょうか?

亮一さんの書く文章は相変わらず素敵でした。

これこれ!これよぉー!と読みながら何度もうんうん頷きました。

もしまだの方がいらっしゃったらぜひ!↓↓↓


さて、今回の私からの質問ですが、これは私がいつかちゃんと聞いてみたかったことです。


本題に入る前に、ここで少し私からみた亮一さんについて書いてみたいと思います。


亮一さんと知り合ったのは今から16年くらい前なんですかねぇ。

当時亮一さんは整体のお店の雇われ店長をしていて、施術者としてもベテランでした。

私は亮一さんが店長をやっているお店のとなりにある、系列の整体スクールに通っている生徒でした。

のちに私はスクールを卒業して整体師としてデビューし、亮一さんが店長をやっているお店に配属されるのですが、知り合った時の彼はまるで中学生のような雰囲気の男性でした。

当時34歳か35歳だったと思うのですが、まったく「男」を感じなかったのを覚えています。笑

まるでやる気のない店長。←これが私が感じた印象。

売り上げを上げよう!なんてまったく考えてないんだろうなぁというのが伝わってくるのです。

でも、不思議なことにちゃんとお店を回している。

スタッフからの信用も厚く、「もー藤山さんはしょうがないなぁ」なんて言われながら、みんなが動くんです。

(お客さんもたくさん来ていました。繁盛店でしたよ。)


「この人はなんて不思議な人なんだろう…」


人をぜったいに攻撃しない。

ちゃんと話を聞く。

焦りがない。

感情が高ぶることがなさそう。

すぐには動かない。

でも「ここぞ!」という時には動く。

だからこそ人から信頼される。

お客さんからの人気も高い。

施術がうまい。


だんだんと亮一さんのそんな部分がみえてきました。


私は亮一さんのこの仕事っぷりをみて「この人すごい人なのかもしれない…」と思い始めたのです。


いつしか私と亮一さんはスタッフと店長という関係性から、もんのすごく仲が良い「飲み友達」になりました。

仕事の話はもちろん、人生とは、男女関係とは、SEXって?、生きるってなんだ?、『私』とは?…

私と亮一さんは酒を飲みながらありとあらゆる話をするようになりました。


ある日、亮一さんにこんなことを言ったことがありました。

「なんで『ここぞ!』っていう時に動けるの?本能?それってすごい才能だよね?!尊敬する。なんか『今だ!』ってわかるの?」


私は「この人すごい人なんだと思う…」と感じていたので、その秘訣のようなものを聞きたいと思って投げかけた質問でした。

どんな感覚でそれがわかるのか知りたいと思ったのです。

だっていつだってドンピシャのタイミングでアクションを起こしていたのですから。

それはスタッフの不満や疑問が募ってきて、もうこれが限界だろう、どういしてこの店長は何もアクションを起こさないんだろう?と思っているとき、まさにそんな時に「バンッ!!」と動くんです。

そのインパクトったらないんですよ。

スタッフもいつもそれで納得するんです。

それはそれは見事なんですよ。


この質問に亮一さんはなんて答えたと思います?

ものすっごい期待している私に向かって亮一さんが放った言葉はこれでした。


「え?

めんどくさいから逃げられるだけ逃げてるだけだよ。」


「でも逃げ続けたら怒られるでしょ?怒られたくないから怒られそうなギリギリで動いてるだけだよ。」


私はこの答えを聞いてズッコケました。

そして「えーーーーー!!!」と驚き、大笑いしました。


あんなに「この人の本能すげぇ…。仕事ができる人ってこういう感覚があるんだ…」と(勝手に)尊敬していたのに。

それがなんと「ただめんどくさいから逃げ続けていた」「でも怒られたくないからギリギリのところで動いていた」だけだったなんて!!!

こんな店長いる?!!

ずこーーー!!

だったわけです。笑

(それもすごい才能だと思いますが。)


亮一さんはとてもめんどくさがりでした。

とにかく仕事が大嫌いで、いつだってやる気になれない人でした。

それなのに店長として信頼されているし、お店もちゃんと回せるし、お客さんからの人気もある整体師でした。

いつだって同じ空気をまとっていて、やる気になったりやる気をなくしたりなんてことがまったくない、フラットな人でした。(やる気になったことがないんですから当たり前です。笑)


私はとにかくこの人のその空気感が好きすぎて、いつしか亮一ワールドの虜になっていたのです。


そんな亮一さんと結婚して、一緒に生活を始めた当初はちょっとだけ空回りしました。

このブログの最初の方にも書いたけれど、亮一さんに『肩書』をつけようとしてしまったからです。

「結婚したんだから…」「旦那さんなんだから…」「お父さんになるんだから…」「夫婦なんだから…」

そんなことをうっすらとしてしまっていた時は少しだけ苦しかった。

めんどくさがりで正直でフラットな亮一さんが好きだったのに、「ちょっとそこなんとかしてくれないと困るんですけど!」なんて思い始めていたのですから。

それに気付いた時、私は「これやーめた」と思いました。

私も私に肩書をつけるの「やーめた」と思いました。

だって全然楽しくないんだもん。


そうしたら不思議なことが起こりました。

なんと!

亮一さんがめんどくさがりじゃなくなったんです!!

そりゃ根本的にはまだめんどくさがりなところはあります。

が、ぜんぜん違うんです。


以前亮一さんはよくこんなことを言っていました。

「俺は『積み上げる』ことができないんだよ。」

「頑張ることができないんだよ。」

「継続したことなんて何もないんだよ。」

「そこに劣等感があるんだ。」


私も私に対してそんなことを思っています。

が、亮一さんに言わせると「ゆっきぃはちゃんと積み上げている」のだそうです。

「めんどくさがりのレベルが違う」と。


そんな「積み上げられない男」「めんどくさがり免許皆伝」「やる気スイッチがどこにも見当たらない」亮一さんが、ちゃくちゃくと継続していることがあるんです。

コツコツと積み上げていることがあるんです。


それがこちら。

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スパイスカレー!!


数年前までお料理がほとんどできなかった亮一さんが人を招いてふるまうまでになりました。

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そのお味はその辺のお店なんかよりも格段に美味しく、プロ級の腕前です。

来てくださったお客さんからもかなり好評で「また食べたい!」と再度リクエストを頂いたり。(ありがたいです!)


以前にもこんなことを夫婦ブログで書いてもらったのですが、その時よりもその研究度合いは深まり、どんどん美味しくなっていっているのです。


あんなにも「継続できないんだ」「積み上げることができないんだ」と言っていた亮一さんがとても楽しそうにスパイスカレー作りを続けているのはどうしてだろう?

そこにどんな楽しさがあるんだろう?

何を想って、何を感じて作っているのだろう?


とにかく暇さえあればスパイスカレーの動画を観たり、レシピ本を開いたり、関連するブログを読んでいたりする亮一さん。

あなたがどんなことを感じているのか、私は知りたい。

そしてもっとどんどん美味しいカレーを食べさせてほしい♡

そんなことを思っています。


だから教えて。

ねー!

亮一さーん!

教えて教えてーーー!!

藤山家嫁ゆっきぃ 最愛の旦那さん亮一さんと最愛の娘(7歳)空さん、義理母きみ子さんの4人&愛猫2匹でめっちゃ幸せに暮らしている。亮一さんと私、双方から1つのテーマについてやりとり形式のブログを書き綴っていきます。 夫婦のこと、SEXのこと、子育て…亮一さんの面白い視点に注目!