「認識の範囲を広げたい」と思えた社内研修での収穫
先月、1泊2日の社内研修に行ってきました。会社としては初めての泊りがけの研修で、夫の予定も合わせられて子ども達を見てもらえたので参加してきました。
研修を行うに至った経緯や当日の様子は弊社編集部のこちらのnoteに詳しく書いてあります。
2日間の研修を通して私が感じたことは大きく分けて2つあります。
「心理的安全性を持てるかは自分次第」と「認識の範囲を広げたい」です。
心理的安全性を持てるかは自分次第
心理的安全性を持つためには、まずは自己開示をする勇気を自分が持たなくてはいけません。
どんなに周囲が受け入れる姿勢を持っていても、自分から自分の弱さを見せられなければ、周囲は受け入れることはできません。
自分の弱さ・情けなさ・かっこ悪いところを人に見せることには勇気がいります。でも自分はその勇気を持ちたい、ということを参加していたメンバーの一人が話していて、私も自分の弱さを認めて開示する勇気を持てていただろうかと考えました。
心理的安全性だけではなく、周囲に助けを求めることも、自分のコミットメント次第だという話がありました。
過去の話で、あるプロジェクトマネージャーが手が足らなくて回りきらない仕事を、全社的に助けを求め沢山の人の手を借りて、納期に間に合ったという話がありました。
間に合わない仕事を全社的に頭を下げて手伝ってもらうというのは、プロジェクトリーダーとしては自分の仕事ができていないということだから恥ずかしいことです。
でも、お客さんのことを考えたら自分が恥ずかしいなんてどうでもいいわけで、自分がその仕事にコミットしていたら、周囲に助けを求めることのハードルはなくなるはず、と言っていました。
私は周りに助けを求めるのが苦手なのですが、振り返ってみると、確かに「自分ができていないのが恥ずかしい」という気持ちはあったように思います。
そして、自分ではなく、その仕事のことを、クライアントのことを第一に考えると、確かに恥ずかしさなどどうでもよくなります。(研修から帰ってきてから、この心持ちで仕事を他部署に依頼したら、心理的なハードルが低くなった気がします)
(1日目の夜には焚火をしました!火は不思議とずっと見ていられて、火を囲んで語り合うのも、時間の制限がなければ夜が明けるまでできそうでした。)
認識の範囲を広げたい
2日目に社長が来て、「方針を決める力」が社内で弱くなっているということ、方針を決めるには「情報を多角的に捉えること」が土台となってくるという話がありました。
「情報」とは社内の情報に限らず、アメリカの大統領選など世界の情勢のことも含みます。
私は最近は、成長することに対して、育児中で時間も制限されるし、できないなーと思っていました。”スキル”も”人格”も成長するために努力することに前向きになれないというか…
でもやっぱり、子ども達が生きていくこれからの世界がどうなるかや、より良い社会にするために自分には何ができるかという視点で考えると、私には知らないことが多すぎる、と感じました。
研修から帰ってきてから夫と話をしたのですが、人口問題や食料問題、水問題、コロナだけではない感染症のことなど、私があまりちゃんと知らない世界の問題を夫は危惧しており、確かに知らないことには方針は立てられないし、自分が次世代のために何をしたらいいかもわからないなと思いました。
「成長する」というのは、「認識の範囲が広がること」と言い換えられます。
成長することに前向きになれていない最近でしたが、次世代の子ども達が生きやすい社会になることを願う一人の大人としては、自分の認識範囲を広げること(=成長すること)は必然だと腑におちました。
認識範囲を広げるために、手始めにちゃんと知らなかったSDGsのことを知ろうと、年末年始にSDGs関連の本を読んでいました。(読みかけですが…)
個人の成長に関してだけでも、これだけ気づきがあり、参加できて良かったし有難かった社内研修でした。
これからも成長に関してや、色んな自分の課題(1つは人と本音で話せないとか…)に悩んでいくと思いますが、色々なことを味わいながら、自分のペースで成長できたらと思います。
(そういえば、自分のペースでいいんだというのは以前このnoteでも書いてたな…)