今日の合氣的気づき：「大勢がいいか、少数がいいか」

私は毎週金曜日、合氣道の指導を行っています。その時間のクラスにたくさん会員さんが来てくれれば、稽古も盛り上がります。会員さんもいろいろな人と相手をすることで交流することができます。

でも一人しか会員さんが来ない時もあります。おそらく会員さんは「自分一人で緊張するな…」と思っているので、まず普段通りに準備運動やルーティンを行い、場に慣れてもらいます。

それが終わったら、会員さんのレベルに応じた技を教えたり、会員さんからこの技を教えて欲しい、というリクエストに応えます。

お一人相手なので、ちょっと動きが怪しい箇所があればすぐに修正できますし、何回もじっくり練り込めるので、1時間もするととても滑らかな動きになります。会員さんも上達したことを実感できるので、顔の表情も明るくなります。その顔を見るとこちらもうれしくなります。

大勢でわーっと盛り上がるのもいいですが、人数が多い分、お一人お一人に十分時間を割くことができません。少人数でじっくり丁寧にやるのもありかな、と最近思うようになりました。

これは組織でチームのメンバーが多いのがいいのか、少数精鋭がいいのか、という問題にも通じるのでは、と思います。

今日もありがとうございます。