![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144287461/rectangle_large_type_2_4b77de9460c8c70b42f568a6089448d1.jpeg?width=1200)
越境ECのことは俺たちに聞け! D2Cの会フォーラム越境ECセッションに登壇しました
先日、売れるネット広告社さま主催のD2Cの会フォーラム2024にて越境ECに挑戦するマーチャント3社さまと【越境ECのことは俺たちに聞け!】というテーマで登壇をさせていただきました。
D2Cの会でお話させて頂いた内容や会場の雰囲気をレポートします。イベントの参加を検討されている方や会の様子を知りたい方は是非見てください!
![](https://assets.st-note.com/img/1718552600415-nhAeMjkBsB.png?width=1200)
D2Cの会とは?
D2Cの会は売れるネット広告社さまが主催し、D2Cブランド150社、支援会社150社の計300社が集め、D2Cの成功事例をシェアするD2C業界最大のイベントです。
売れるネット広告社の加藤公一レオ氏
北の達人コーポレーションの木下勝寿氏
みさきホールディングスの三崎優太氏
通販の虎の桑田龍征氏
といったD2C業界のスーパースターが登壇されるイベントです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718633969758-NZ6rcn9T8z.png?width=1200)
~D2Cに関わるすべての企業を成功に導くために~
『D2Cの会』フォーラム2024は、D2C事業の経営者・マーケッター300名が集結し、『ともにD2Cの成功ノウハウを学び、ともにD2Cの売上を劇的にアップする未来を創る。』ための超大規模のD2Cイベントです!
『D2Cの会』フォーラム2024で登壇するスピーカーの多くは「D2C企業の大物経営者」!
売上が伸びている注目のD2C企業の“成功事例”をシェアする豊富なプログラムを用意。
"広告戦略・商品開発・ブランディング・越境EC・LTV・P2C"などなど、
D2Cの売上をアップさせる幅広い知識と実践ノウハウが大公開されます。
さらにD2C業界のオールスターが300名も集まるため、ネットワークを広げることができる場となります。
今回の『D2Cの会』フォーラム2024では、とことん“リアル”にこだわり、
ご参加いただいた方々が満足するリアルな「学び」と「出会い」の場を提供いたします。
今回、ありがたいことにそうそうたるメンバーが参加するこのイベントの越境ECセッションで登壇させていただく機会をいただきました。
当日のお台場のヒルトンホテルの会場は超満員で盛り上がっていました。
D2Cの会フォーラム2024開始しました‼️ pic.twitter.com/W5MdKw4TuJ
— 加藤公一レオ@売れるネット広告社 社長 (@leokoichikato) June 13, 2024
私のパート以外にも集客、商品開発、ブランディング、LTV、P2Cと様々なセッションがあり、1セッションあたり50分あるのでかなり濃い内容でした。
私は桑田龍征さん、三崎さんがお話されていた
P2Cセッション、ランクアップの日高さん、DINETTEの尾崎さんがお話されていたブランディングセッションが特に学びが多かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718668296141-z94UjwcIma.jpg?width=1200)
当日の他セッションの話はあまり細かくできないのですが、オフラインならではのぶっちゃけトークが多いように感じました。
D2Cの会 越境EC セッションの登壇内容の要約
![](https://assets.st-note.com/img/1718634128551-IxhrY7eiZc.png?width=1200)
1.越境ECを勝ち方は一つじゃない
岡山のデニムブランドThe Strike Goldを展開する濱本さんは経年変化に特化したデニムを20年近くに渡って作ってきております。
ある日、彼のモノづくりへのこだわりが海外のバイヤーに認知され、BtoB取引のオファーが突然来ました。
現地店舗で取り扱って頂いたことがきっかけで世界での認知度が上がったことをきっかけに自社でも越境ECを始めようと考え、shopifyを活用した越境販売をはじめました。
燕三条でノコギリや鉋といった大工道具を製造、販売している角利産業さまはDIY文化の根強いアメリカやヨーロッパに販路を拡大したことで海外売上を伸ばしました。
世界の人口の10%にあたる左利きの方のために商品開発をしたり、セレクトした商品の販売をする左利きの道具店は関の刃物×左利きという日本発世界ならではのアイテムを開発し、世界に挑戦しています。
こういった3社のマーチャントさまと共に越境ECのリアルについてお話させていただきました。
2.海外の顧客が買わない理由をなくす
![](https://assets.st-note.com/img/1718634350101-nIFdwERNHa.png?width=1200)
越境ECに挑戦しようとしている企業の中には既に海外のInstagaramのフォロワーが多かったり、海外からお引き合いを頂いている企業もおります。
認知度ゼロから海外に販路拡大をする場合とこのような認知がある状態からスタート場合では戦い方が異なります。
認知未購買顧客を顧客化するためには海外からわざわざ購入する理由を言語化する。 そして買わない理由を見込み客にヒアリングし、Webサイトのコンテンツを通して解消する必要があります。当日のセッションでは事例に基づいた具体的な買わない理由をなくす方法についてお話させていただきました。
3.越境ECサイトでBtoB取引ページを用意する
![](https://assets.st-note.com/img/1718636183667-JbovVlZRE4.png?width=1200)
新潟県燕三条で鋸、鉋を製造販売する角利産さまはShopifyで構築した越境ECを展開しています。このサイトには自然検索や広告経由で多くのエンドユーザーが訪れます。その中の一部にはBtoB取引で角利さまの商品を取り扱いたいとオファーをしてくださるところもあります。
より海外とのお取引がスムーズに進むようBtoBお取引がしたい企業向けページを越境EC内に用意しました。
ここから多くのBtoB取引のオファーを頂き、今ではブラジル、チリ、インド、アルゼンチンと世界中にお客様が増加されました
角利産業さま越境EC事例より引用
4.日本で売れている商品だからといって海外で売れるとは限らない
![](https://assets.st-note.com/img/1718636578514-PuWZxaRUFy.png?width=1200)
岐阜県発の左利き道具店は左利きの手帳が国内では人気でしたが海外では手帳は日本ほど売れていませんでした。
そこで海外の検索ニーズを調査したところ、手帳よりも左利きのハサミのほうが顕在化したお困りごととして検索ニーズがあることがわかりました。
海外市場に参入する方法によってフロントエンド(最初に手を取っていただく)商品は異なります。
日本で売れている商品を海外でそのまま販売していくのか、それとも海外市場にフィットした商品を選定していくのかを考える必要があります。
5.越境ECいつやるの?
今回はマーチャントさま3社にお話を伺いましたが、今はWebマーケティングの支援会社がOEMでメーカーに製造を依頼してD2Cブランドはじめることもあります。そういった企業が海外販路拡大を先行して実施し、シェアを取ることも少なくありません。
越境ECをはじめてすぐ売れるというわけではないため、成功するためには、できるだけはやくはじめ、続ける覚悟が必要です。
内需が減少している今、海外展開をするか否かではなく、今やるか後でやるかという選択肢の状態です。
私も考えていたのに…とシェアを奪われてしまって後悔することが無いようにしましょう。またはじめるのであれば3年間は取り組み続ける覚悟を持って進めましょう。
50分フルに使い切って越境ECのリアルをお伝えさせて頂きました!一緒に登壇させて頂いた皆さまもやり切った顔をしてくれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718637498073-kKEjlSYwE2.png?width=1200)
D2Cの会の参加を検討されている方へ
D2Cブランドの方へ
D2Cブランドは審査はあるものの無料で参加できるチャンスがあります。D2C業界のスタープレーヤーが今のリアルやノウハウを発信してくれる機会なので、もし2025年にD2Cの会があるのであれば必ず参加したほうが良いです。
懇親会でたくさんのD2Cブランドの方に「越境ECをやろうと思った。その際は相談させてほしい」とお伝えいただきました。うーん。登壇して良かったです(涙
私のセッションだけでなく各セッションの登壇者が気合を入れて作ったプログラムなのでご満足頂けること間違いなしです。
支援会社の方へ
支援会社を経営する友人が私が登壇をするということで今回、参加費用をお支払いして参加してきてくれました。イベント参加後に彼にどうだったか聞いたところ、「たくさんのD2Cブランドの経営者の方と知り合うことができて、かなり良かった」と話してくれました。彼は木下さんのファンみたいで懇親会でお会いできて感動していました。学びと出会いがあってよかったです。
スーパースターが集うD2Cの会にまた登壇者として参加させて頂けるよう次の1年越境ECでたくさん事例を作っていければと思いました。